大谷の50-50達成を目撃「泣きそうになった」 同僚ロハスが感激 陰での努力「毎日見ているから」

ドジャースのミゲル・ロハス（左）と大谷翔平【写真：Getty Images】

■敵地マーリンズ戦で偉業達成

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦で6打数6安打3本塁打10打点2盗塁の大暴れ。一気に「51本塁打＆51盗塁」を達成した。偉業を間近で目撃した同僚は「正直、泣きそうになった」と明かしている。

　大谷は本塁打1本、盗塁2つを決めて「49-51」とした状況で7回の第5打席を迎えた。ファンが総立ちで見守る中、外角低めのナックルカーブを逆らわず逆方向へ運んだ。打球が左翼席へ舞い降りると、総立ちで見守っていたファンは大歓声。ベンチに戻った大谷は、ロバーツ監督をはじめチームメートとハグをして喜びを噛み締めた。

　米スポーツ専門局「ESPN」は「ショウヘイ・オオタニがメジャー史上初の50-50達成選手に」との見出しで記事を掲載。ミゲル・ロハス内野手のコメントを紹介した。ロハスは「正直に言って、泣きそうになったよ」と大谷の偉業達成の瞬間を回顧。「感情が沸き上がってきた。毎日、舞台裏で（大谷が）やっていることを僕らは見ているからね」と大谷の陰の努力に言及し、「とてもクールな瞬間だったよ」と感激していた。

　マックス・マンシー内野手も「あとわずかで歴史を作る寸前まで来ているのが分かっている状態で、それでも大振りしすぎずに反対方向へ打ち返せる。彼は本塁打を放つことを考えていて、逆方向へ打ってしまうんだ。ただただ信じられないよ」と脱帽していた。（THE ANSWER編集部）