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「黄金世代」6連覇なるか…原英莉花は虎視眈々、河本結は大胆「優勝ブレザーに似合うウェアで」

THE ANSWER / 2024年9月28日 18時47分

日本女子オープンに出場している原英莉花(右)と河本結【写真:Getty Images】

■日本女子オープン第3日

 女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン第3日が28日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位と6打差で出た「黄金世代」(1998年度生まれ)の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)と河本結(RICOH)はともに69で回り、通算5アンダーで5位に浮上した。日本女子オープンは直近8大会のうち7大会を黄金世代が制しており、2019年からは5連覇中。その記録継続も踏まえ、自身の2連覇が懸かる原は虎視眈々と、河本は強気にメジャー初タイトルを目指している。首位には通算8アンダーで、2年連続年間女王の山下美夢有と今季6勝でソニー日本女子プロ選手権も制した竹田麗央が立っている。

 原は攻めつつ、耐えながら逆転優勝に望みを繋いだ。

「(同組の岩井)明愛ちゃんが伸ばしていたので、それに引っ張られながらやっていました。終盤も粘れたと思います」

 この日、214ヤードに設定された16番パー3では、グリーンを外して逆目からのアプローチを強いられた。2.5メートルまで寄せるのが精いっぱいだったが、パーパットを沈めてガッツポーズ。続く17番パー4はボールが深いラフに入り続け、3オンもできずに大ピンチに。だが4打目を1.5メートルにつけ、ボギーにとどめた。

「ここはダボを打ちたくなかったので、4打目を寄せられて良かったです」

 最終18番パー4はパーとし、首位とは3打差。難コースゆえに連覇のチャンスは十分にあり、原は「今日の明愛ちゃんみたいでスタートからバーディーを獲っていけば、優勝争いができると思います」と言った。最終日は前年優勝者として、優勝者にチャンピオンブレザーを着せる役割もあるだけに「ギリギリ(トップ10)でジャケットを着せるのは悲しいので、精いっぱい頑張りたいです」とも言った。もちろん、トップ10で満足するつもりはなく、虎視眈々と連覇を狙っている。

■メジャー初タイトルを目指す河本「楽しまなきゃもったいない」

 一方の河本はバーディーフィニッシュで、気分良くこの日のラウンドを終了した。

「今日もずっと最後に万歳をして優勝カップを手にしている自分をイメージしながら、プレーしていました(笑)」

 それは、黄金世代の仲間たちが今大会で5連覇中であることも意識してのことだ。現実に振り返ると、アマチュアだった畑岡奈紗が制した2016年を含め、直近8大会のうち7大会で黄金世代が優勝している。

16年 ※畑岡奈紗(アマ)
17年 ※畑岡奈紗
18年 ユ・ソヨン(韓国)
19年 ※畑岡奈紗
20年 ※原英莉花
21年 ※勝みなみ
22年 ※勝みなみ
23年 ※原英莉花
(※=黄金世代)

 黄金世代のプロたちは「ジュニアの頃から切磋琢磨してきた」と声をそろえる。河本自身も仲間たちに刺激を受けながら、今季は復活を遂げ、8月のNEC軽井沢72ゴルフで5年ぶりの2勝目を飾っている。メンタルトレーニングも功を奏しての結果ゆえに、河本は言った。

「こんなに難しいセッティングなんで、楽しまなきゃもったいないですよ。私、最終日はブレザーに似合うウェアでプレーします。ブレザーを着たらJK(女子高生)ぽくなるかも(笑)」

 残り18ホール。河本は自分で楽しみつつ、観客を楽しませ、有言実行を目指す。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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