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渡邊雄太、Bリーグ初戦は16得点8リバウンド「一生に一度の経験」「楽しみながらプレーできた」開幕戦勝利で9708人の観客熱狂、70社以上の報道陣も集結

THE ANSWER / 2024年10月5日 17時59分

試合後の会見でコメントする渡邊雄太【写真:中戸川知世】

■りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦 開幕節で国内プロ初出場

 バスケットボールの「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦」は5日、各地で開幕節が行われ、千葉ジェッツは新本拠地「ららアリーナ 東京ベイ」で昨季の東地区王者・宇都宮ブレックスと対戦した。昨季までNBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太が移籍後初出場。オーバータイム(OT)にもつれ込む熱戦の中、16得点の活躍で91-84の勝利に貢献し、9708人の観客を熱狂させた。

 コートに立つ背番号「1」に一斉にカメラが向けられた。70社以上の報道陣が駆けつけた強豪同士の開幕戦。一番の注目はやはり渡邊だった。富樫勇樹らとともに先発メンバーとして紹介されると、真っ赤に染まった客席からワッと歓声が上がった。初得点は第1クォーター(Q)残り7分15秒。しなやかな動きからプルアップの3ポイントシュート(3P)を放ち、美しい放物線で9708人を熱狂させた。

 渡邊は2人がかりでマークされてもフェイドアウェイやフェイントで鮮やかに得点。アンドワンを獲得すると天を仰いで雄叫びを上げ、感情を爆発させた。日本代表でもともに戦った盟友・富樫のパスから3Pを決めれば、対戦を楽しみにしていたという比江島とは何度もバチバチに体を当てて競り合った。

 前半だけで11得点、1アシスト、5リバウンドをマークした渡邊は後半も攻守に奮闘。インサイドの守備では身長206センチ、体重112キロのギャビン・エドワーズも跳ね返してスティールを決めるなど、NBA仕込みのフィジカルを発揮した。記念すべきデビュー戦はOTにもつれ込む熱戦に。渡邊は39分出場し、16得点、1アシスト、8リバウンド、1スティールを記録し、91-84で初陣を飾った。

 尽誠学園を卒業後、11年間米国を主戦場としてきた渡邊にとって、国内プロリーグの公式戦は初出場。試合後の会見で渡邊は「一生に一度の経験。もちろん勝ちに行くという中で、1分1秒噛みしめながらプレーしようと思っていた。楽しみながらプレーできたので自分としては満足している」と振り返った。試合前の“勝負飯”はうどん。「香川県民なのでそこはしっかりと」と報道陣の笑いを誘った。

 13年前から日本代表で仲間としてプレーしてきた比江島との対戦については「本当に不思議な感覚。ずっとチームメートでやってきていた。違うユニホームでマッチアップするのは不思議な感覚だった」と回顧した。5得点に封じた盟友とは明日も激突。「本人的には悔しいと思っているはずなので、明日はギアを上げてくると思う。対応できるように」と気を引き締めた。

 29歳の渡邊は日本人最長となる6季、NBAでプレー。2023-24シーズンは2年契約を結んだサンズで開幕したが出場機会を増やせず、2月にトレードでグリズリーズに移籍。3月に負傷離脱して以降は22試合連続で欠場したままシーズンを終えていた。4月にはインスタグラムで生配信を行い、「メンタル的なこと」もあり休養していたことを告白。今季はBリーグでプレーすることも明言していた。

 移籍先が注目される中、7月11日に千葉ジェッツが契約を発表。渡邊もインスタグラムで「また新たなプロバスケ人生を日本で一からスタートすると言う事で、背番号は『1』にしました。新しい環境での旅の始まりに本当にワクワクしています! 今後も応援よろしくお願いします!」などと報告していた。(THE ANSWER編集部)

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