痛恨3ランを被弾も「最悪の球ではなかった」 大谷翔平に156km剛速球→粉砕された相手右腕が称賛

パドレス戦、同点3ランを放ち絶叫するドジャースの大谷翔平と打たれたシース【写真：ロイター】

■地区シリーズ第1戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発。2回の第2打席で1号同点3ランを放つなど、5打数2安打3打点の活躍。7-5で勝ったチームに貢献した。敗れたパドレスの先発投手は、大谷に被弾した投球について「最悪の球ではなかった」とコメント。大谷を称えている。

　自身初のプレーオフ。大谷が躍動した。3点を追う2回2死一、二塁の第2打席。相手先発シースの高め速球を打ち砕き、右翼席に同点3ランを突き刺した。スイング直後、大谷は絶叫。持っていたバットにむき出しの感情を込めるかのように、両手で横方向に放り投げた。ガッツポーズも飛び出し、大歓声の中でダイヤモンドを一周した。

　高め97マイル（約156キロ）の剛速球を打たれた相手先発のシースのコメントを、パドレスの地元ラジオ局「97.3 ザ・ファン」が公式Xで伝えた。打たれたボールはそんなに悪い球ではなかったのではないかとの質問に「そうだね、彼は明らかに偉大な打者だ」と語っている。狙い通りの投球だったかを問われ「基本的には、そうだね。最悪の球ではなかったよ」と話した。

　ドジャースに先勝を許した右腕は「あの回で僕はやられてしまった。間違いなくイライラしているよ」ともコメント。パドレスは巻き返しへ、6日（同7日）にダルビッシュ有が先発予定となっている。（THE ANSWER編集部）