MVPは大谷翔平ではない 他球団監督が力説「我々はMost Valuable Playerについて話しているんだ」
THE ANSWER / 2024年10月7日 4時13分
■地区シリーズ第1戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発。2回の第2打席で1号同点3ランを放つなど、5打数2安打3打点の活躍。7-5で勝ったチームに貢献した。一方、メッツはフィリーズに6-2で勝利。MVP争いで大谷の“対抗馬”に挙げられる事もあるのがフランシスコ・リンドーア内野手だが、メッツ監督もその活躍ぶりを絶賛している。
大谷は今季、打率.310、本塁打54本、打点130、59盗塁をマーク。本塁打、打点のリーグ二冠に輝き、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」をマークするなど、打者専念のシーズンでMVP有力候補に挙がっている。大谷がDH専門であったことなどから、遊撃を守りながら打率.273、33本塁打、91打点、29盗塁をマークしたリンドーアをMVPに推す声もあったが、故障中にWARでも大谷が上回ったことでそうした声もやや少なくなりつつある。
そんな中、メッツ公式のポッドキャスト「ミート・アット・ザ・アップル」にメッツのカルロス・メンドーサ監督が出演。ブルワーズとのワイルドカードシリーズでは、第3戦でリンドーアが鮮やかな併殺を完成させて地区シリーズ進出を決めていた。指揮官はこの場面について問われると「これ以上の台本は書けないだろう」としながら「皆はミルウォーキー(ブルワーズ戦)のことを話しているけど、アトランタでのあれは……」とも語った。
メンドーサ監督が思い返したのは9月30日(同10月1日)のブレーブス戦。ダブルヘッダー第1戦でリンドーアが9回に劇的な逆転2ランを放ち、8-7で勝利した。この試合の勝利でメッツはワイルドカードシリーズ進出を決めており、リンドーアがチームを救った。
指揮官は「(リンドーアを)MVPだというのは簡単なことだ」とコメント。「オオタニがやったことはかなりとんでもないということは分かっている。だが我々は、Most Valuable Player(最も価値のある選手)について話しているんだ。フランシスコ・リンドーアだよ」と力説していた。(THE ANSWER編集部)
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