藤田晋オーナー、凱旋門賞は「また来たい」 シンエンペラー敗戦、再挑戦は「福永さん、川田さんともいずれ…」
THE ANSWER / 2024年10月6日 23時57分
■G1凱旋門賞
海外競馬のG1第103回凱旋門賞(芝2400メートル)が現地6日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われ、日本から唯一参戦した坂井瑠星騎乗のシンエンペラー(牡3・矢作、父シユーニ)は中団につけてレースを運んだが、直線伸びずに着外に敗れた。1969年のスピードシンボリの初挑戦から55年、日本のホースマンにとって悲願はまたもお預けとなった。勝ったのは英国馬ブルーストッキング。武豊騎乗のアルリファー(牡4・J・オブライエン、父ウートンバセット)も外を回したが着外に沈んだ。
スタートは五分に出たシンエンペラー。ロスアンゼルスの逃げを見ながら、前半は5~6番手の外を進んだ。フォルスストレートに差し掛かるあたりでは中団の8番手辺りに下がり、それを見る形でアルリファーも進んだ。最後の直線に差し掛かると、インの3番手から先に抜け出したブルーストッキングが早々と先頭。シンエンペラーとアルリファーは大外を回したが、伸びきれなかった。
藤田晋オーナーはレース後、ABEMAのインタビューでレースについて聞かれると「残念ですけど、仕方ないですね」とコメント。凱旋門賞の雰囲気については「素晴らしい雰囲気で僕としてはいい経験、また来たいです」。今後の再挑戦の意欲を聞かれると「はい、福永さん、川田さんともいずれここに来たいと思ってますのでまた頑張ります」と同レースを生中継したABEMAで解説を務めた福永祐一調教師と川田将雅騎手の名前を挙げた。
勝ち時計は2分31秒58。勝ったブルーストッキングは英国のR・ベケット厩舎所属の4歳牝馬。父キャメロット、母エミュラス、母父ダンシリという血統。前走、同じパリロンシャン競馬場で行われたG1ヴェルメイユ賞を勝ち、追加登録料を払っての参戦だった。(THE ANSWER編集部)
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