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ダルビッシュ快投「大谷君の反応を見ながら投げた」 7回1失点&大谷完封で絶賛の嵐「38歳だと?」 MLB10年ぶり記録も

THE ANSWER / 2024年10月7日 12時6分

ドジャース戦に先発登板したダルビッシュ有【写真:ロイター】

■地区シリーズ第2戦

 米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は6日(日本時間7日)、敵地で行われたドジャースとの地区シリーズ第2戦に先発登板。7回3安打1失点の好投で、10-2で勝ったチームに貢献した。「1番・DH」で出場した大谷翔平を3打数無安打1三振と完璧に封じるなど、大舞台で快投。わずか82球で7回まで投げ抜き、米ファンからも喝采を浴びている。

 ダルビッシュは初回、先頭打者の大谷から外角低めのスライダーで空振り三振を奪う。続く2番ベッツには左翼への大飛球を打たれ、失点を覚悟して顔をしかめた。しかし、左翼手プロファーがフェンス際で見事なホームランキャッチ。失点を防いだ。

 3点リードの2回に犠飛で1点を失ったものの、3回からはドジャース打線に1安打しか許さず。大谷との対戦では3回は一ゴロ、6回には緩いカーブでボテボテの投ゴロに仕留めた。7回、登板前に観客が左翼手プロファーの方に向かってボールを投げ込むなど、場内が騒然。試合は10分前後中断したが、ダルビッシュは集中力を切らさずここも無失点。大役を終えた。

 試合後、グラウンドで行われたインタビューで、ダルビッシュは「初戦を落としたので、2戦目を勝ててホームに行けるので嬉しい」とコメント。「色々な球を使いながら、なるべく早く打たせるようにした」と振り返った。大谷に対しては「頭の凄くいい選手。自分も考えながら、一球一球の大谷君の反応を見ながら投げていました」と話した。

 ダルビッシュについて、MLB公式のサラ・ラングス記者のXでは「38歳と51日のユウ・ダルビッシュは、2014年のナ・リーグ地区シリーズ第2戦のティム・ハドソン(39歳と82日)以来、ポストシーズンの試合で7イニング以上登板し、1失点または無失点に抑えた最年長投手となった」とメジャー10年ぶりとなる好投を伝えた。

 米ファンからは「なんだって、彼は38歳だと?」「偉大な投手による偉大な投球だ」「ユウは最高なやつだ。なんてパフォーマンスだ」「一部の下品なファンによる遅延があったにもかかわらず」「ユウ・ダルビッシュは燃えているわ!」「ダルビッシュがまたポストシーズンを支配している」などとX上でも喝采が送られていた。これで両軍の対戦成績は1勝1敗に。8日(同9日)からは舞台をサンディエゴに移し、第3戦が行われる。(THE ANSWER編集部)

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