172cmでも「不利にならない」 河村勇輝“NBAデビュー戦”の守備を米記者絶賛「コート全体を…」

プレシーズンマッチに途中出場したグリズリーズの河村勇輝【写真：ロイター】

■プレシーズンマッチ

　北米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズとキャンプ招待契約にあたる「エグジビット10」を結んでいる河村勇輝は7日（日本時間8日）、マーベリックスとのプレシーズンマッチに途中出場。9分16秒の出場で5得点3アシストを記録した。米記者は、172センチの河村がNBAの屈強な大男たちを相手に見せたディフェンス面に注目。「身長はコントロールできないが、努力は自分でコントロールできる」と絶賛している。

　9分16秒の“NBAデビュー戦”で、3ポイントシュートを沈め、ドライブで相手のファウルを誘発するなど、攻撃面での活躍を見せた河村。一方、米スポーツ専門メディア「スポーティングニュース」のスティーブン・ノウ記者は、その守備面での貢献に注目している。

　同記者は自身のXにて「身長はコントロールできないが、努力は自分でコントロールできる」と記して、河村のマーベリックス戦におけるディフェンスシーンを集めた動画を公開。動画では、相手コート内から執拗なディフェンスを繰り返したり、相手スクリーンをかいくぐってボール保持者にコンタクトする場面、2メートルを超える相手センターにも臆さずに、接触していくシーンなどが映し出されている。

　ノウ記者は、動画内の河村のプレーに対し、「5フィート8インチのガード、ユウキ・カワムラは、ディフェンスの不利にならない方法を見つけ出している。コート全体をカバーし、スクリーンを不可能にし、センターにも肩入れする」と説明し、その奮闘ぶりを褒めたたえている。

　小兵ながらNBAの大舞台でも堂々とした守備を見せた河村。この投稿には、日本人ファンも多数反応し、「この身長のガードができる適切で最大限のDF」「NBAでdf褒められるって相当よ」「河村のオフェンスよりもディフェンスの方が好きだわ。ここが真骨頂だよね」「こうやって分解してみるとホントDF上手いな」など、米記者に共感する声が多数寄せられていた。（THE ANSWER編集部）