「違反じゃないの？」 ドジャースを“かく乱”したパドレスの狡猾走塁に米賛否「IQ10億レベル」

2回先頭、中前打で出塁したマニー・マチャド【写真：Getty Images】

■地区シリーズ第3戦

　米大リーグ・パドレスは8日（日本時間9日）、本拠地でドジャースとの地区シリーズ第3戦を行い、6-5で勝利した。2回に一挙6得点と打線が爆発。大量得点を生んだ32歳マチャドの走塁に米ファンからは「違反じゃないの？」「天才だ」と賛否の声が上がっている。

　この回先頭のマチャドは中前打で出塁。続くメリルが一ゴロを放つも一塁手フリーマンが二塁へ悪送球。その間にマチャドは三塁へ進んだ。リプレー映像では、マチャドが芝生部分に入るように膨らんで走塁しており、送球はマチャドの頭付近に当たって逸れていた。無死一、三塁とチャンスを広げ、続くボガーツの遊ゴロで生還した。

　ドジャース守備を“かく乱”したマチャドの走塁映像を米スポーツ専門局「FOXスポーツ」MLB専門Xが公開。米ファンからは「守備妨害じゃないのか」「違反じゃないの？」「芝生の上じゃないか」と疑問の声が上がったほか、「マニーは天才だ」「野球IQは10億レベルだ」「素晴らしい頭脳プレーだ！」といったコメントも寄せられていた。

　米国で試合を中継した同局の放送席では、実況のジョー・デービス氏が「タッチを回避する場合以外で、走者には走塁レーンの制限はない。マチャドの走塁は素晴らしい、賢いプレーでした」とマチャドの狡猾さを称賛。通算213勝で殿堂入りしている元右腕ジョン・スモルツ氏も「彼は分かっていましたね。やるべきことをやりました」と称えていた。（THE ANSWER編集部）