大谷翔平じゃなく「本物のMVPだ」 劇的グラスラの対抗馬にNYファン主張「オオタニを超えた」
THE ANSWER / 2024年10月10日 10時7分
■メッツ、9年ぶりリーグ優勝決定シリーズに進出
米大リーグのメッツは9日(日本時間10日)、本拠地ニューヨークでフィリーズとの地区シリーズ4回戦を行い、「1番・遊撃」で先発したフランシスコ・リンドーア内野手が0-1の6回に逆転満塁弾。チームも4-1で勝利し、3勝1敗で2015年以来9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。あまりに印象的な活躍に、地元ファンの間ではシーズン終盤に沈静化していた大谷翔平投手との“MVP論争”が再び過熱しそうな気配だ。
リンドーアは6回、1死満塁で打席に立ち、フィリーズ右腕エステベスの4球目、真ん中付近への時速99.4マイル(約160キロ)の剛速球をはじき返した。打球は右中間フェンスを越える逆転満塁弾となり、本拠地のスタンドは熱狂に包まれた。この劇弾をMLB公式Xが動画で公開すると、ファンから次々にMVPにふさわしいとのコメントが集まった。
「鳥肌もの」
「MVPだ」
「これぞ真のMVPだ」
「本物のMVP…ポストシーズンで躍動する」
「オオタニを超えた」
「それでもオオタニがMVPなんだろ…なるほどねMLB」
リンドーアは、米データサイト「ベースボール・レファレンス」が算出した勝利への貢献度を表す数値「WAR」で7.0を叩き出しており、ナ・リーグでは大谷の9.2、チャップマン(ジャイアンツ)の7.1に次ぐ3位。夏にかけて、遊撃という負担の多いポジションを守っていることや、リーダーシップを評価したメディアから大谷よりもMVPにふさわしいという声が上がっていた。
9月に入り大谷が本塁打や盗塁を積み重ね、最終的に「54本塁打&59盗塁」という前代未聞の数字でシーズンを終えたことや、リンドーア自身の欠場もあってこの議論は終息したかと思われていたが、ポストシーズンに入ってニューヨークのファンを中心に再燃している模様だ。(THE ANSWER編集部)
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