大谷との再契約は「不可能だった」 エ軍オーナー談話をMLB報道「努力不足なワケではない」
THE ANSWER / 2024年10月11日 22時3分
■アート・モレノ球団オーナーが目標を公言
米大リーグ・エンゼルスは球団ワースト記録となる63勝99敗でア・リーグ西地区最下位でシーズンを終えた。球団オーナーのアート・モレノ氏はMLB公式の取材に対し、今後のビジョンを説明している。
MLB公式サイトは「不満の溜まるシーズンの後、モレノは2025年にエンゼルスが競争力を持つと期待する」との見出しでモレノ氏への電話インタビューの内容を掲載した。モレノ氏は、来季の目標がポストシーズン出場であると明かしたそうで、「現実的に、競争力のあるチームを作らなければいけない。25年に出来るだけ競争力を持つとともに、26年により層を厚くするためのこともやりたい」と未来を見据えていた。
今季開幕前には、フリーエージェントとなっていた大谷翔平投手の去就に話題が集中した。モレノ氏は当時を振り返り、「再契約は不可能だった」と語ったという。その理由は高給取りの選手たち。マイク・トラウト外野手は1季あたり3710万ドル(約55億2000万円)を手にし、アンソニー・レンドン内野手も2026年まで3850万ドル(57億3000万円)の契約が残っている。
しかし、両者ともに怪我に悩まされるシーズンが続いている。トラウトは今季29試合、昨季82試合の出場にとどまり、レンドンも過去4季で合計205試合の出場しかない。しかし、モレノ氏は「トラウトにMVPになってもらう必要はない。試合に出てくれさえすればよい。なぜなら、DHであれ、外野であれ、彼が何をやっていても打席に立てば他の選手を守ることができ、一振りで試合を変えられるからだ」と信頼は変わらないようだ。
エンゼルスは10年連続でプレーオフから遠ざかっており、これは現在MLBで最長。モレノ氏は「十分な資金を投入し、ファンの関心を引き続けて我々の達成しようとしていることを理解してもらわなければならない。努力が不足しているわけではないのだ」と強調していた。(THE ANSWER編集部)
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