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バチバチ睨み合い→4歳長女の運動会にパパの顔 ユーリ阿久井がV2戦へ「次はパパも頑張ります」

THE ANSWER / 2024年10月12日 16時30分

前日計量で力こぶをつくったユーリ阿久井政悟【写真:徳原隆元】

■Amazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが12日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。13日に2度目の防衛戦を迎えるWBA世界フライ級(50.8キロ以下)王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は50.8キロ、同級8位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)は50.7キロで一発クリア。戦績は29歳の阿久井が20勝(11KO)2敗1分け、24歳のチャルンパックが25勝(15KO)1敗。

 阿久井は気分よくスイッチを切り替えた。リミットで堂々のクリア。フェースオフで相手とバチバチの睨み合い、「相手は自信がありそうな感じ。僕も自信があります」と振り返った。

 壇上では鋭い視線を挑戦者に向けたが、この日は長女・千聖(ちさと・4歳)ちゃんが地元・岡山で運動会。計量後のリカバリー中に動画に目を細めた。「踊っていました。娘はめちゃくちゃ叫んでいましたね」と笑顔。「次はパパも頑張ります」と上京する家族に勝利を届ける。

 初回KO劇9度を誇る阿久井は1月に岡山のジム初となる世界王座奪取を果たし、5月の東京D興行で初防衛に成功。11日の会見で「僕は地味なボクシング。その中でも地味で堅いボクシングを見せたい」と語ったことを振られ、「まあ地味というか、僕はゴリゴリといくタイプではない。そういう試合を見せたい」と堅実に戦う。

 同日にはWBC世界フライ級王座決定戦が行われ、同級1位・寺地拳四朗(BMB)と同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)が対戦。14日にはWBO王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)と初防衛戦を行い、今後の統一戦が期待される。


カメラにポーズを取るチャルンパック【写真:徳原隆元】

■13日の対戦カードと計量体重

【13日の対戦カードと計量体重】

▽WBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者・井上拓真(大橋)、53.5キロ
VS
同級2位・堤聖也(角海老宝石)、53.4キロ

▽WBC世界フライ級(50.8キロ以下)王座決定戦12回戦
同級1位・寺地拳四朗(BMB)、50.6キロ
VS
同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)、50.8キロ

▽WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、50.8キロ
VS
同級8位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)、50.7キロ

▽WBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)王座決定戦12回戦
同級1位・岩田翔吉(帝拳)、48.9キロ
VS
同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)、48.9キロ(THE ANSWER編集部)

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