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2時間-1kgのスパート減量「ラテン系選手なので…」 ボクシング世界戦相手に岩田翔吉が安堵

THE ANSWER / 2024年10月12日 17時35分

前日計量で鋭い視線を見せる岩田翔吉【写真:徳原隆元】

■Amazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが12日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。13日のWBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)王座決定戦に臨む同級1位・岩田翔吉(帝拳)、同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)はともに48.9キロでパスした。戦績は28歳の岩田が13勝(10KO)1敗、31歳のノリエガが14勝(3KO)。

 気合いの直前減量で大舞台を成立させた。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、ノリエガは計量2時間前の時点で残り1キロ。ラストスパートをかけ、午後0時50分頃にリミットに入った。安堵した陣営は計量台の隣りで拍手。しかし、約30分後の本計量は30グラム超過した。すぐにパンツを脱ぎ、全裸でパス。対する岩田は当然のように一発クリアしてみせた。

 相手が体重超過の恐れがあったことについて、岩田は「耳にしていました」と説明。「ラテン系の選手なのでそういう感じなのかな。無事にクリアしてくれてよかった」と安堵した。

 自身は2022年11月、WBO王者だったジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0-3の判定でプロ初黒星。再起後は4戦連続KO勝ちで約2年ぶり2度目の世界挑戦にたどり着いた。

「負けて悔しい思いをして、全ての面でパワーアップしたところを見せられる。今は興奮しています。凄く体調もいい。めちゃくちゃ楽しみです。ビッグイベントの一発目。しっかりいいスタートを切れれば」

 日本初となる1イベント7つの世界戦。勝てば早大出身ボクサー初の世界王者になる。


寺地拳四朗(左)と、急ピッチで減量しリミットでパスしたクリストファー・ロサレス【写真:徳原隆元】

■セミファイナルでも計量で珍事

 この日はWBC世界フライ級(50.8キロ以下)王座決定戦で寺地拳四朗(BMB)と対戦するクリストファー・ロサレス(ニカラグア)も急ピッチで減量。日本に持参し、調整期間に使っていた体重計が実際の体重より軽く表示される誤差があった。2時間前に気づいたが、残り650グラムを落とし切り、50.8キロのリミットでパス。事なきを得て、世界戦4試合が無事に行われる。

【13日の対戦カードと計量体重】

▽WBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者・井上拓真(大橋)、53.5キロ
VS
同級2位・堤聖也(角海老宝石)、53.4キロ

▽WBC世界フライ級(50.8キロ以下)王座決定戦12回戦
同級1位・寺地拳四朗(BMB)、50.6キロ
VS
同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)、50.8キロ

▽WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、50.8キロ
VS
同級8位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)、50.7キロ

▽WBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)王座決定戦12回戦
同級1位・岩田翔吉(帝拳)、48.9キロ
VS
同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)、48.9キロ(THE ANSWER編集部)

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