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失意の山本由伸をお茶に誘った33歳へ「神かな?」「温かい人」 濃密2時間に日本から感謝が続出

THE ANSWER / 2024年10月13日 4時13分

地区シリーズ第5戦、先発し5回0封と快投した山本由伸【写真:ロイター】

■ナ・リーグ地区シリーズ第5戦

 米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手が5回2安打無失点と好投。ポストシーズン初勝利を挙げた。5失点と不本意な投球だった第1戦からリベンジ。その裏で明かされた“キケ”こと33歳エンリケ・ヘルナンデス内野手の激励に、日本ファンも感激していた。

 山本は5日(同6日)の第1戦に先発するも、3回5安打5失点と不本意な投球に終わっていた。しかしこの日は一転、好投。絶好調のタティスJr.を3回1死一、二塁のピンチで三ゴロ併殺に仕留めるなど、強力打線を相手に得点を与えなかった。降板時にはベンチでロバーツ監督とハグ。大谷からも笑顔で労われた。

 米専門メディア「ドジャー・ブルー」公式YouTubeで公開された試合後の会見。山本は第1戦からの切り替えについて「もちろん簡単には切り替えられなかったが、たくさんチームメートの方が声をかけてくれた」と失意もあった期間を回顧。敵地サンディエゴでは「キケが誘ってくれて、カフェで2時間ぐらい話をした」と明かした。

 キケはこの日、ダルビッシュから貴重な先制ソロを放つなどプレーでも山本を援護。X上の日本ファンは「こういうチームメートが居るのは素晴らしいな。キケの事大好きになったわ」「由伸を励ますためにカフェで2時間話したって本当に温かい人よね」「由伸くん、ドジャースをえらんでほんまによかったなぁ」「キケの優しさと包容力よ…」「神かな?」などと感動の声を上げていた。

 会見でキケは「今日彼がやったことこそ彼の本来の姿だ。全く驚きじゃないよ。第1戦は彼の思うようにはいかなかったが、野球の美しいこととして、次の日にはやり直せるんだ。彼の場合は5、6日後に自分らしさを発揮した。誰だって悪い日はある。第1戦がそうだった。彼は今日、取り返すチャンスを得てそれを成し遂げただけじゃなく、私たちを勝てる状況に持って行ってくれたんだ」と称賛していた。(THE ANSWER編集部)

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