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バレー新リーグ開幕戦、レンズ越しに見つけた高橋藍の心意気 見えない場所、振り続けた手の意味

THE ANSWER / 2024年10月18日 6時43分

ファンから見えなくなるギリギリまで両手を振り続けた高橋藍【写真:中戸川知世】

■THE ANSWER編集部・カメラマンフォトコラム

 バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」は11日、東京体育館で男子開幕戦を行った。大阪ブルテオンがサントリーサンバーズ大阪に3-0のストレート勝ち(25-17、25-19、25-21)を収めた試合の後、会場から見えなくなるギリギリまでファンサービスを続けた一人の選手がいた。(写真・文=THE ANSWER編集部・中戸川 知世)

 観客から見えなくなるギリギリまで、両手を振り続ける選手がいた。

 コート退場口を過ぎて、バックヤードに入る。多くの機材が並んだその間から、まだファンサービスを続ける姿が見えた。大多数のファンからは見えない場所。それでも、掛けられた声に応えようと最後まで笑顔を絶やさなかった。今季サントリーに加入した高橋藍だ。

 サントリーの選手が、満員の観客に挨拶をしながらコートを一周し、退場していく。爽やかな笑顔を見せながら手を振る背番号12には、ファンが構える無数のカメラが向けられた。私も2階のカメラマン席からレンズ越しに追いかける。2階席下の空間に入り“退場完了”と言っていい位置。それも関係なく、少しでも多く感謝を伝えようと、ファンサービスを大切にする高橋の心意気を感じた。


観客に手を振りながら、コートを一周する高橋藍【写真:中戸川知世】

 西田有志らパリ五輪日本代表が多数在籍する両チームの対戦。地上波中継も行われるなど注目度は高く、チケットも完売。現地に集結した6513人のうち、高橋のグッズを身に着けていたファンの割合はかなり高く、流石の人気を感じ取れた。

 名実ともに日本バレー界の顔になった23歳。フォロワー270万人を超えるインスタグラムなどでも、競技の魅力を積極的に発信してきた。敗戦の悔しさが残る中、会見では「SVリーグを盛り上げていくためにも、その一人の選手になっていかないといけない」と責任感をにじませた。

「お客さんの盛り上がりだったり、日本のバレーボールに対する注目度は高いと改めて感じられた」。人気うなぎ上りの日本代表戦の熱を、船出したばかりの新リーグへ。その重要性を高橋は十二分に理解している。(THE ANSWER編集部・中戸川 知世 / Chise Nakatogawa)

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