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ジークスター東京が無傷の開幕6連勝 「あそこで酸欠に…(笑)」気合の咆哮・東江雄斗がそれだけ燃えたワケ

THE ANSWER / 2024年10月19日 12時47分

鋭いシュートを放ち、吠えたジークスター東京の東江雄斗【写真:中戸川知世】

■ハンドボール新リーグ「リーグH」で首位に立ったジークスター東京

 日本ハンドボール新リーグ「リーグH」のジークスター東京は18日、東京・墨田区総合体育館でトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGAを38-33で下し、開幕6連勝。勝ち点12とし、暫定首位に立った。先制点を含むチーム2位の5得点で咆哮するなど気迫を見せたCB東江雄斗は「最後ドタバタしたのが反省。ミスを少なくしていかないと勝てるものも勝てない」と新リーグ初代王者を目指すチームを引き締めた。

 新リーグ初代王者を狙うスター軍団が、また一つ白星を積み上げた。開始41秒、セットプレーから東江が得点すると、続けて3点連続で速攻プレーが決まり、場内を盛り上げた。それだけでは終わらない。35歳のベテランLB信太弘樹が、倒れこみながらボールをキープする気迫溢れるプレーを見せると、周りもそれに応えた。

 前半13分にはこの日最多の6連続得点。速攻で鋭いシュートを決めた東江は客席に向かって吠える興奮ぶりだ。「あそこで酸欠になりました」と笑ったが、それだけ燃える理由があった。「昨シーズンのリーグ戦の初戦で負けている相手で、みんな気合が入っていた。(吠えたのは)チームの勢いが乗っていたところだったので、会場の応援してくれる皆さんにも熱を届けて一つになれたらいいなと」と選手もファンも奮い立たせ、6連勝に導いた。

 その裏で、課題も浮き彫りになった。前半は相手に隙を与えず、中に踏み込ませない鉄壁のディフェンスにGK岩下裕太の好セーブも連発。19-14と5点リードで折り返し、後半18分にはこの日最大の12点差までリードを広げたが、そこから崩れた。パスミスから得点を与えるなど、まさかの6連続失点。34-28まで迫られた。


反省点を振り返り、次戦へ意気込んだ東江【写真:中戸川知世】

 最終的に5点差で逃げ切って勝利したものの、「相手の息の根を殺せる時に、殺すことができなくて。最後ドタバタしたのが反省」と振り返った東江。「そういったミスを少なくしていかないと勝てるものも勝てない。練習から修正して詰めていかないといけないところ」と慢心はない。

 次戦は24日にアルバモス大阪(墨田区総合体育館)と対戦。「もう相手の対策は今日から始まっている。リラックスしつつも、しっかり相手の分析をして、連勝を伸ばしていけるように、やることをしっかりやって勝ちたい」と既に気持ちは次戦に向いている。この日見えた課題を修正し、さらに連勝を伸ばせるか。14チームの2回戦総当たり、全26試合の戦いはまだ序盤。前身の日本リーグ時代からの悲願でもある新リーグ初優勝に向け、着実な勝利が求められる。(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)

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