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大谷対策で“珍投法”再びか 切り札起用のヤンキース左腕が予告「彼に違った見え方を…」

THE ANSWER / 2024年10月24日 6時43分

ヤンキースのネスター・コルテス【写真:Getty Images】

■リリーフで復活のコルテスは“大谷キラー”

 米大リーグのドジャースは25日(日本時間26日)からヤンキースとワールドシリーズを戦う。シーズン54本塁打した大谷翔平投手対策として、ヤンキースは変則投法で知られる左腕のネスター・コルテスを投入する見込みだ。かつて、あまりに変わった“投げそうで投げない”フォームに、打席の大谷が思わず笑ってしまったこともある対決。今回は世界一への大きなカギを握りそうだ。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が「ヤンキースのネスター・コルテスは、ドジャースのショウヘイ・オオタニを止めることが自分の役割だと分かっている」という記事で伝えている。コルテスは今季30試合に先発したものの、最後の登板は9月18日。抱えていた肘の不安が癒え、ワールドシリーズではリリーフ起用される可能性があるという。

 大谷はメッツとのリーグ優勝決定シリーズでは22打数8安打で打率.363。第3、4戦は敵地ニューヨークで2試合連続本塁打を放った。得点圏に走者を置いた時の強さは特筆もので、6打点を挙げている。ただ、レギュラーシーズンを見ればどちらかといえば左腕に弱く、記事によればシーズン打率.310、OPS1.036に対し、左腕との対戦では打率.288、OPS.867にとどまる。

 そして、コルテスとの過去の対戦で大谷は12打数2安打で打率.167だ。大谷との対戦について問われたコルテスは「タフなものになるだろう」「彼に違った見え方をさせる必要がある」と、通常の対策では不十分だとする。

 大谷が打席で思わず笑ってしまったのは、エンゼルス時代の2021年6月29日のこと。7回1死無走者で対戦したコルテスは、左足で何度もステップを踏むものの中々投球動作に入らない。ようやく右足を上げてもスローモーションのような動きで、球審が思わずタイムをかけた。直前の打席まで2打席連続本塁打を放った大谷をじらすための作戦だったようで、大谷も思わず白い歯を見せた。

 コルテスはワールドシリーズで対戦があれば「おそらくチェンジアップを投げる」「左打者にチェンジアップを投げたことは一度もないが、こういう状況ならチェンジアップを投げるだろう」と普段と違った配球で臨むと明かしたが、記事は「これもまたミスディレクションだった可能性が」と記者を騙しにかかっている可能性もあると見ている。大谷との騙し合いは、すでに始まっているようだ。(THE ANSWER編集部)

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