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大物高校生がドラ1指名を拒否、意中の球団諦められず… 意外と少なくない“回り道”の選択【ドラフト事件簿】

THE ANSWER / 2024年10月24日 15時6分

1989年、ダイエーから1位指名を受け、記者会見する上宮高の元木大介【写真:産経新聞社】

■きょうプロ野球・ドラフト会議

 プロ野球・ドラフト会議がいよいよ今日24日に開催される。1965年に第1回ドラフト会議が行われて以来、これまで数々のドラマや“事件”、あっと驚く指名も誕生している。ここでは過去の出来事を振り返る。江川卓、小池秀郎ら入団拒否となったケースも少なくない。大豊作だった1989年のドラフトでは、大物高校生の指名拒否も話題となった。

 野茂英雄を史上最多の8球団が1位指名したこの年。佐々木主浩、佐々岡真司、潮崎哲也、古田敦也、前田智徳、新庄剛志ら錚々たるメンバーがプロ入りした。

 野茂の抽選を外したダイエー(現ソフトバンク)が“外れ1位”に指名したのが、上宮高の元木大介だった。甲子園通算6本塁打を放った高校球界屈指のスター内野手。しかし、ジャイアンツ入りが夢であったという元木は指名拒否。自身のYouTubeチャンネルなどで、入団を諦めきれなかった胸の内や、周囲から批判も浴びたという当時の状況を明かしている。

 なお、この年の巨人は大森剛(慶大)を単独で1位指名している。元木は1年間の浪人を経て、翌年のドラフト1位で巨人に入団。元木以降も、95年に近鉄から指名された福留孝介(PL学園)、98年にオリックスから指名された新垣渚(沖縄水産高)ら大物高校生が入団を拒否したケースがある。“回り道”をした福留は中日に、新垣はダイエーに入団している。(THE ANSWER編集部)

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