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指名漏れの慶大・清原正吾の進路は「何も決まっていない」 堀井哲也監督が説明「現実受け止める」【ドラフト】

THE ANSWER / 2024年10月24日 20時36分

清原正吾は指名漏れ、終了後に報道陣に挨拶する堀井哲也監督【写真:浜田洋平】

■プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が24日に行われ、慶大・清原正吾内野手は指名漏れした。プロ通算525本塁打を誇る和博氏の長男。中学、高校は野球部ではなく、6年のブランクがありながら名門の4番を務め、偉大な父が一時代を築いたプロの世界からの吉報を待っていたが、叶わなかった。清原は会見場に姿を見せなかったが、堀井哲也監督が報道陣に挨拶。今後については「まだ何も決まっておりません」と伝えた。

 神奈川・横浜市内の慶大日吉キャンパスには、午後4時の受付開始15分前に約30人の報道陣が列をつくった。35社59人が取材申請をした注目度。緊張感が漂う中、実際にはムービーカメラ11台を含む57人が会場モニターを見ながら指名を待った。特に和博氏が長くプレーした西武、巨人の順番が来るたびに静寂に。しかし、「清原」の名前はなかなか呼ばれず、最後の西武が「選択終了」となった瞬間、報道陣からもため息が漏れた。

 全球団の育成指名が終了した後、堀井監督が報道陣に挨拶。「まずは本当に遅い時間まで、大変多くの報道陣の方々にお集まりいただき、誠にありがとうございます。おそらく清原正吾の取材ということで、プロ志望届を出してから本当に多くの皆様に注目してくださいまして、本人も我々も非常に励みになりました。ありがとうございました」と感謝を口にした。

「ご承知の通り、本日のドラフトで指名が叶いませんでした。本人もその現実を受け止めて。今日は皆様の前で本人がご挨拶をすることはありませんので、私が代わりにですね、そういう状況と皆様へのお礼とお疲れ様でしたということで一言ご挨拶させていただきました」

 こう話した堀井監督は、清原とのやり取りについて「本人の今後のことですとか、今の気持ちとかですが、まだシーズン中ということでまずはリーグ戦に集中したいとかねがね申し上げてきました。そしてその先のことも、まだ何も決まってないということを申しておりましたので。これは正式な話というよりも雑談の中での話ですので、現状をご理解していただければ」と説明した。

 右打ち、守備位置の一塁は父と同じ。小学生時代は軟式野球に熱中したが、中学はバレーボール部、高校はアメリカンフットボール部だった。慶大で初めて硬式野球に挑戦。身長186センチ、体重90キロと父譲りの体格を誇り、パワーを武器に今春から慶大の主軸を担った。

 東京六大学野球では2年秋にリーグ戦デビュー。今年9月に初本塁打を放ち、今季は11試合で打率.200(45打数9安打)、2本塁打4打点。リーグ戦通算は29試合で打率.226(106打数24安打)、2本塁打11打点だった。今季のチームはBクラスが決定。11月9日からの早慶戦が大学最後の公式戦となる。(THE ANSWER編集部)

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