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「神ドラフト」話題の中日に社会人No.1捕手 福留イズム継承の「力強い打撃見て」1年目から正捕手獲り

THE ANSWER / 2024年10月25日 9時42分

中日のドラフト4位で指名を受けた日本生命の石伊雄太【写真:編集部】

■「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が24日に行われ、社会人野球・日本生命の石伊雄太捕手は、中日のドラフト4位で指名を受けた。大阪・貝塚市内で会見を行い、「1年目から正捕手というのを目指していきたい」と力強く語った。

 即戦力級を次々射止め、ファンから「神ドラフト」と評された中日。その4位指名を受けた石伊は会見場に笑顔で現れると、「ずっと夢だったので、指名してもらって本当に嬉しいです」とまずは喜びを口にした。

 社会人No.1キャッチャーの呼び声高く、二塁送球1.9秒を切る強肩を武器に日本生命では1年目から正捕手の座を獲得。阪神との練習試合でも二盗を阻止するなどその強肩ぶりで注目を集めていたが、「社会人からキャッチャーというのは即戦力だと思うので、そこは期待にこたえられるように頑張りたい」と、プロ初年度からの活躍を誓った。


ロッテからドラフト6位指名を受けた立松由宇(左)と笑顔を見せる石伊【写真:編集部】

 竜のレジェンドがプロ入りへと導いた。強肩が持ち味だが、日米通算2000本安打を達成した福留孝介特別コーチの指導で打撃力もアップ。「振り遅れない、球に刺されないということをずっと言われてきました」というアドバイスを受け入れ、「力強いバッティングを心掛けているので、そこを見てほしい」と、打撃でも自信を口にする。

 加えて「技術面でもたくさん教えていただいたんですけど、打席の中での考え方を指導していただいて、打席に立って楽になったと思う」と、日米通算生涯打率.280と圧倒的な安定感を誇った師匠譲りの鋼の精神で、今年の都市対抗近畿2次予選の第1代表決定戦では決勝打を放つなど、勝負強さも手に入れた。

 中日に関して「日本生命の先輩もいるし、すごく伝統のあるチームだなと思っています」と語った石伊は、「1年目から正捕手というのを目指していきたい」とキッパリ。レジェンドから受けたイズムを存分に発揮し、3年連続リーグ最下位からの巻き返しを図るチームを引っ張るつもりだ。(梅本 タツヤ / Tatsuya Umemoto)

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