亜脱臼だった大谷ベンチ裏を米記者詳報 目の前を通り「私が見た限り左腕、肩には…」

7回の二盗を試みた直後に負傷し、ベンチに引き揚げた大谷翔平【写真：ロイター】

■ワールドシリーズ

　米大リーグ・ドジャースは26日（日本時間27日）、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦を4-2で制し、2勝0敗とした。大谷翔平投手は「1番・DH」で出場したが、二盗を試みた直後に負傷。悶絶しながらベンチに引き揚げた。米記者は試合後の大谷の様子を「ショウヘイは笑顔で通り過ぎた」と伝えた。

　大谷は4-1の7回1死走者なし。第4打席に4番手右腕ホームズから四球を選んだ後に盗塁したが、アウトに。その場でうなだれるように寝転がり、左腕を抑えながら悶絶した。中継では「肩っすね。左」と声が入り、トレーナーは「外れた？」と心配。大谷は「たぶん」と返し、トレーナーに支えられながらベンチへ引き揚げた。

　試合後、MLB公式サイトのドジャース番フアン・トリビオ記者はXで「ショウヘイ・オオタニは試合終了直後にドジャースタジアムを後にした」と伝えた。米専門メディア「ドジャー・ブルー」の編集長ブレイク・ウィリアムズ記者も「もしそれが何かを意味するなら、オオタニはさっき笑顔で通り過ぎ、私が見た限りでは左腕、肩、手首、手のエリアには何もしていなかった」とベンチ裏の出来事を描写した。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」公式Xは、デーブ・ロバーツ監督の試合後会見の動画を公開。大谷について「左肩の亜脱臼だ。彼の力はグレート、可動域はいい。私たちは励まされたよ。もちろん、検査の結果が出るまで憶測はできないが、私たちは励まされた」と説明していた。（THE ANSWER編集部）