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松山英樹、日本開催の米ツアー終了に感謝「すごく思い出に残る」 ウッズとV争い、21年は優勝

THE ANSWER / 2024年10月27日 17時54分

ZOZOチャンピオンシップに出場した松山英樹【写真:Getty Images】

■ZOZOチャンピオンシップ最終日

 日本開催の米男子ゴルフツアー・ZOZOチャンピオンシップ最終日が27日、千葉・アコーディアG習志野CC(7079ヤード、パー70)で開催された。59位で出た松山英樹(LEXUS)は3バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダーの46位。初日から不調のショットは不安定だったが、巧みなリカバリーでスコアを伸ばして観客を沸かせ続けた。2019年に始まった今大会は、6年目の今年で契約終了。松山は21年大会を制したことも踏まえ、感謝を口にした。

 松山のドライバーショットは左右にブレ続けた。11番パー4では左の林に打ち、斜面からレイアップ。残り80ヤードから第3打をピン2メートルに寄せてパーをセーブした。12、13番でもグリーンを外したが、アプローチを寄せてパー。ピンチをしのぎ続け、14、15番ではバーディーチャンスをものにした。

 17番パー4では、右の林からフェードを掛けて2オン。観客をどよめかせた。米ツアー初出場で6位に入った杉浦悠太は「PGA(米ツアー)の選手は、どんな状況でも簡単にボギーをたたかないと感じました」と振り返ったが、この日の松山がそれを体現していた。

 最終9番パー4もグリーン奥からのアプローチを1メートル半に寄せ、パーセーブ。「英樹、お疲れ~」の声援にかすかに笑みを浮かべた。スコアを提出し、率直な思いを口にした。

「(声援が) すごくうれしかったです。ただ、プレーで応えることができなかったのはすごく悔しいです。これだけ『ファー』って言ったら喉が枯れそうです」

■また開催してほしい? 松山「それはそうですね」

 振り返ると、今大会はIT企業ZOZOを創設した前澤友作氏(2022年8月にZOZO売却)の強い思いで、19年に始まった。同年、松山は優勝したタイガー・ウッズと競り合って2位。21年大会は、2位に5打差をつけて優勝した。

 日本で開催される貴重な米ツアーも今年で終了。石川遼は「すごくありがたかったし、この大会で世界を知り、皆が世界を目指しているのが今の国内ツアーです」と表現した。10年近く世界で名を轟かせてきた松山も「日本でPGAツアーをやっていただいて、1勝もできましたし、すごく良い思い出に残る大会になりました」と実感を込めた。

 思い入れのある大会だけに「ショットを何とかしよう」とあがき、この日もスタートの10番ティーグラウンドで何度もテークバックの動きをチェックしていた。約10メートル離れた練習グリーンでは、その様子を前澤氏が見守っていた。松山が第1打でフェアウェーを捉えると、笑顔で拍手。4日間合計3万4276人のギャラリーも、松山に温かい拍手と声援を送り続けた。

 来季以降、再び日本での米ツアー開催を望む声は多く、松山も「開催してほしいですか」の問いに「それはそうですね」と返した。マスターズを制し、パリ五輪銅メダリストにもなった32歳。今後もプレーでベストを尽くし、その日が来ることを願っている。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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