大不振ジャッジに“降格論”を突き付け「手遅れになる前に」 NY紙が大ナタ促す「10月は彼らしくない」
THE ANSWER / 2024年10月29日 4時13分
■ワールドシリーズ
米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)第3戦は28日(日本時間29日)、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われる。敵地での第1、2戦でドジャースに連敗して本拠地に戻ってきたヤンキース。地元メディアは不振の主砲、アーロン・ジャッジ外野手に対して「降格」を促す論調の記事も展開されている。
主砲の復活はあるのか。レギュラーシーズンでは打率.322、58本塁打、144打点でリーグ2冠を獲得したジャッジだが、ポストシーズンでは不振。地区シリーズのロイヤルズ戦、リーグ優勝決定シリーズのガーディアンズ戦の9試合で本塁打は2本あるものの、13三振を喫していた。ドジャースとのWSでも2戦で6三振を喫しており、打線の軸として機能しなかった。
米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・ポスト」は第1戦後に「ヤンキースはアーロン・ジャッジの打順を下げる必要がある――手遅れになる前に」との見出しでジョン・ヘイマン記者の署名記事を掲載。「偉大なアーロン・ジャッジの打順を下げるべきだ。2006年に不振だったアレックス・ロドリゲスのように8番まで下げる必要はない。しかし、クリーンナップの打順まで下げるべきだ」と3番からの打順降格を訴えている。
記事では「アーロン・ブーン監督がお気に入りの選手をわずかでも降格させることは想像しにくい。(選手全員が監督のお気に入りだが、特にジャッジがお気に入り。それには正当な理由があるが)しかし、本当にそうするべきだ」と主張。「ジャッジは、この10月にまた彼らしい姿ではなくなっている」と記している。
またWS第1戦では2-2の9回に、2番のフアン・ソトをドジャースが申告敬遠。3番ジャッジとの勝負を選び、遊飛に仕留めている。ジャッジの後ろを打つスタントンも好調で、ヘイマン記者は「ポストシーズン・ダービーの脅威」と評価。それだけにジャッジの不調が目立っている。
「ソトとジャッジは、レギュラーシーズンでは少なくとも10年に一度の強力なコンビだったが、今はソトとスタントンが恐怖のコンビとなっている」とヘイマン記者。ここまでのポストシーズンで通算40打数6安打の打率.150、19三振。逆風にさらされる中で、ジャッジの復活はあるのか。(THE ANSWER編集部)
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