1014億円移籍、電撃結婚、裏切り、史上初50-50…大谷翔平“伝説の1年”惜しまれながらも遂に完結
THE ANSWER / 2024年10月31日 17時42分
■ドジャース移籍1年目からワールドシリーズ制覇
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が、メジャー7年目でワールドシリーズ制覇を成し遂げた。30日(日本時間31日)の敵地ヤンキース戦に7-6で勝利し、ニューヨークで同僚たちと歓喜の輪を作った。昨年の右ひじ手術から、怒涛すぎた“伝説の1年”が遂に完結した。
昨季まで6シーズン、同じロサンゼルスを本拠地にするエンゼルスでプレーしていた大谷。23年9月に右ひじの手術を行って以降、怒涛のような1年となった。FAとなり、複数球団の獲得競争の末、ドジャースと10年7億ドル(約1014億円=当時)という大リーグ史上最高額で契約。異例の超大型契約には日米で衝撃が走った。
ドジャースと契約前には、大谷がプライベートジェットでブルージェイズ本拠地のトロントに向かったという誤情報が広がり、実際は大谷が乗っていないフライトレーダーを数千人が見守るなど大混乱に。大きな注目を浴びながらスプリングキャンプに入ったが、ここでも驚きの発表があった。
2月に妻・真美子さんとの結婚を電撃報告。メディアもファンも騒然となった。愛犬デコピンを含めた家族に微笑ましい視線が注がれた。投手としてのリハビリをこなしつつ、打者として開幕に向けて調整。3月20日、韓国・ソウルでのパドレスとの開幕戦には「2番・DH」で先発出場し、5打数2安打1打点1盗塁で5-2の勝利に貢献した。
順調なスタートを切ったかに思われたが、専属通訳として公私ともに支えてきた水原一平氏が、大谷の資金を盗用し、違法賭博に関与していたとしてドジャースを解雇された。大谷は潔白だったが、真相が明らかになるまで疑いの目も向けられるなど、プレーに集中するのが難しい状況に直面。それでも休むことなく出場を続け、地区首位を快走するチームを牽引した。
■球宴で初HR、史上初「50-50」も…
7月、4年連続4度目の出場となったオールスターには「2番・DH」で先発。3回に球宴では自身初となる先制3ランを放った。2021年のオールスターで先発登板し、1回を3者凡退に抑えて勝利投手になっており、これで球宴史上初の“勝利投手&HR”という偉業を成し遂げた。
後半戦に入り、大谷の勢いはさらに増していった。8月23日(同24日)の本拠地レイズ戦では、9回に40号サヨナラ満塁弾。日本人初、メジャー史上6人目の40本塁打&40盗塁(40-40)を劇的に達成した。さらに9月19日(同20日)の敵地マーリンズ戦では初の3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点2盗塁の大暴れ。この試合でメジャー史上初の「50-50」に到達した。
50号ホームランの記念ボールはオークションに出品され、手数料込みで439万2000ドル(約6億6320万円)で落札された。米オークションサイト「ゴールディン」は自社のXで、マーク・マグワイア(当時カージナルス)が1998年に放った70号ボールの落札価格300万5000ドル(約4億5400万円)を上回る史上最高値を更新したと伝えている。
レギュラーシーズンでは打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁といずれも自己最高の数値をたたき出し、本塁打、打点のリーグ2冠に輝いた。メジャー7年目で初となったポストシーズンでは、驚異的な勝負強さを発揮。一時は得点圏打率が8割を超えるほどで、2番ベッツ、3番フリーマンとの“MVPトリオ”は変わらず脅威だった。
ヤンキース・ジャッジとの両リーグMVP最有力候補による対決が注目を集めたワールドシリーズでは、第2戦の走塁中に左肩を亜脱臼。残り試合の出場が心配されたが、大谷は最後までグラウンドに立ち続けた。今季もメジャーの歴史に名前を残し続けた“伝説の1年”は、惜しまれながらも最後の試合を終えた。(THE ANSWER編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「マンガ」のような大谷の1年にファン“心配”も WSで本塁打、ドジャースで二刀流…さあ来季伝説第2章
スポニチアネックス / 2024年10月31日 19時43分
-
移籍、結婚、一平氏騒動…激動のシーズン駆け抜けた大谷 ネットねぎらいの声あふれる「報われた」
スポニチアネックス / 2024年10月31日 19時25分
-
大谷翔平、また成し遂げる史上初 悲願の世界一でほぼ確定、“4つの偉業”同時達成
Full-Count / 2024年10月31日 16時8分
-
《世界一に突き進む大谷翔平》ワールドシリーズMVPに向けて揃う好条件「対戦相手に天敵タイプの投手がいない」、最大のライバルは“ドジャースの選手”か
NEWSポストセブン / 2024年10月18日 11時15分
-
大谷翔平ポストシーズン初打席に歓声 メジャー7年目で悲願の舞台、前日は緊張問われ「No」断言
THE ANSWER / 2024年10月6日 9時55分
ランキング
-
1山本由伸が球界史上初「5冠」達成!プレミア12、東京五輪、日本一、WBC、WS制覇のコンプリート
スポーツ報知 / 2024年10月31日 13時20分
-
2ヤンキース、15年ぶり世界一ならず ブーン監督「痛みは永遠に消えない。心が張り裂けそう」
スポニチアネックス / 2024年10月31日 14時22分
-
3大谷翔平 名門対決制し米7年目で悲願の世界一!最大5点差はね返し大逆転勝利 左肩亜脱臼も献身プレー
スポニチアネックス / 2024年10月31日 12時53分
-
4大谷、フリーマンはスーパースターなんだ!ド軍同僚選手もうなる「手術が必要かもしれない状況でも」
スポニチアネックス / 2024年10月30日 6時31分
-
5ド軍に“ヤ軍主砲強奪計画”浮上で佐々木朗希争奪戦ますます激化!フリードマン編成部長は話が及ぶと激怒
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月31日 11時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください