「柔道だけでなく人生にもかかわる」 首手術の斉藤立に代表監督が気遣い「急かすつもりない」
THE ANSWER / 2024年11月4日 10時43分
■所属先の井上智和監督が明かす
パリ五輪柔道100キロ超級代表の斉藤立(22=JESグループ)の実戦復帰が1年後になる見通しであることが3日、分かった。所属先の井上智和監督が講道館杯の会場で取材に応じ、頚椎のヘルニアのために10月30日に関東の病院で手術を受けた斉藤の状態を説明。復帰時期に関して「来年のこの大会(講道館杯)で」と話した。
斉藤は今年5月ごろから右手に違和感を覚えていたといい、パリ五輪後の精密検査で「首(頚椎)の6番目と7番目の骨の間に大きなヘルニアがあった」と井上監督。複数の病院で検査を受けたが、いずれも同じ診断だったという。
日常生活には支障はないものの「五輪を目指すなら、早く手術をした方がいいという判断。最終的には本人が決めた」と説明。手術は7時間に及んだが、術後の経過もよく「2、3週間入院し、リハビリをして練習復帰までには半年くらいかかる」と話した。
男子日本代表の鈴木桂治監督は「昨日見舞いに行き、会ってきた。歩いてトイレにいくなどできている。術後の痛みはあるというが、時間が解決してくれるはず」と話した。ただ、手術箇所が首だけに「柔道だけでなく、人生にもかかわる」と心配した。
来年の世界選手権出場は絶望的だが「柔道ができる体を取り戻すのは数か月では無理。急かすつもりもないし、こちらから復帰について話すこともない。まずは、しっかりと治すこと」と、体を気遣いながら話していた。(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
荻島 弘一
1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
柔道男子、“日本の課題”100kg級に現れた新戦力 鈴木代表監督も評価「対外国人という意味で…」
THE ANSWER / 2024年11月4日 13時33分
-
パリ五輪前から右手に力が入らなくなっていた斉藤立、首のヘルニアを手術
読売新聞 / 2024年11月3日 19時35分
-
【柔道】斉藤立は復帰まで1年の見通し 10月末に首手術 所属監督「来年の講道館杯で復帰したい」
スポニチアネックス / 2024年11月3日 18時48分
-
20歳で世界制覇、五輪敗退、代表落ち「辞める選択肢もゼロでは…」 29歳柔道・梅木真美の復活V
THE ANSWER / 2024年11月3日 10時8分
-
世界と比べたニッポン柔道女子の課題 初の女性監督・塚田真希氏「階級によってかなり差がある」
THE ANSWER / 2024年11月3日 9時23分
ランキング
-
1日本一DeNAが「巨人に惨敗」の屈辱晴らす大補強!売上270億円超で原資に不安なし
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月5日 11時32分
-
2「ドジャースはケチるのやめて」 世界一に貢献した33発主砲への“減俸提示”に米落胆「これは変」
THE ANSWER / 2024年11月5日 9時55分
-
3巨人・岡本和真は今オフのメジャー挑戦「断念」か…MLB公式サイトが紹介も球団が『NO!』
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月5日 11時32分
-
4佐野、京田がFAに言及 DeNA、今季取得
共同通信 / 2024年11月3日 23時18分
-
5J1横浜〝空中分解〟危機 日本一DeNAと「同じ横浜」も裏腹 SD就任で〝禁断の補強〟強行 ブラジルから欧州路線に切り替えか
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月5日 11時48分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください