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侍Jに持ち込まれる日本一DeNAの“勢い” シリーズMVP、桑原将志が考える世界一への必要条件「スタイルを…」

THE ANSWER / 2024年11月9日 8時13分

侍ジャパンに合流し、練習を行った桑原将志【写真:小林靖】

■チェコ戦を前に日本シリーズを戦った4選手が合流

 野球の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ」が9日から名古屋市のバンテリンドームで行われる。8日は日本代表「侍ジャパン」とチェコ代表が会場でそれぞれ練習を行った。この日から、日本シリーズに出場していたDeNAとソフトバンクの4選手が合流。攻守にわたる大活躍でMVPに輝いた桑原将志は、代表でも「スタイルをブラさずに」と盛り上げ役を買って出る。世界一に何より必要な“勢い”を侍に持ち込むつもりだ。

「体は元気ですよ。一人一人としっかりコミュニケーションを取ろうと思っていたので、ある程度できて良かったと思います」

 チームメートの牧秀悟や佐野恵太とともに、侍に合流した初日を桑原はこう振り返った。勝ち進んでいくためには、個々のプレーとともにチームの雰囲気も大事。そう知りぬいているからこその言葉だ。

 DeNAはシーズンでは貯金2のセ・リーグ3位。それがクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズでもソフトバンク相手に2連敗からの4連勝。1998年以来26年ぶりの日本一に立った。桑原は日本シリーズの全6試合に1番打者で出場し打率.444。外野守備でもダイビングキャッチを何度も決め、攻守にわたり存在感を見せつけた。MVPもうなずける大活躍だった。

 この日本代表では、外野手として最年長。ただ「自分から思ったことがあれば、どんどん声をかけるようにしていきたい。若い選手にも遠慮なく声をかけてもらえたら。そういう雰囲気をつくりたい」とここでもムードメーカーを買って出る。

「ベイスターズと同じです。代表でも自分のスタイルをブラさずに貢献したい」

 さっそく紅林弘太郎内野手(オリックス)に「紅いもタルト!」と声をかけ、笑いを巻き起こした。「普段からそう言ってるんです。今回も言ったろうと。打撃ケージで笑っていましたけどね」。過去には日本ハムとのビジターゲームで、変顔でデフォルメしたきつねダンスを踊りきったこともあるお祭り男。チームの一体感を生むために、これ以上の男はいない。

 優勝した2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップ以来の日本代表となる。「責任を感じますし、求められるのは勝ちだと思う。それに向けて僕も頑張るだけ」。合流初日を「僕がとやかくいう必要はないかな」と振り返ったものの、持ち前のリーダーシップでいつでも動き出せる準備をしていく。(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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