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侍J完全投球デビューの26歳才木浩人に脱帽 チェコ主砲が「厄介」と評した特徴「欧州で見ない」

THE ANSWER / 2024年11月10日 5時53分

チェコ戦で登板した才木浩人【写真:小林靖】

■ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ

 野球の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」初戦が9日、愛知・名古屋市のバンテリンドームで行われ、日本が7-1で快勝した。26歳の2番手右腕・才木浩人投手(阪神)が3回無安打7三振、無四球無失点のパーフェクト投球。相手の4番マルティン・チェルベンカ捕手もお手上げの内容だった。

 3万3758人の観客もどよめく奪三振ショーだった。4回から2番手として登板した才木は、4回1死から3者連続三振。最速153キロの直球とフォークを武器に、5回2死の1番打者から4者連続三振を奪った。3回打者9人から7奪三振。パーフェクト投球で名古屋のファンを沸かせた。

 初回に高橋宏斗投手(中日)から先制の中前適時打を放った4番チェルベンカは、才木に3球三振。「投球モーションが厄介だった。少しスローだったり、速くなったり、二段モーションになったりとタイミングを取るのが難しかった。欧州はなかなか見る機会がない投手だね」と脱帽した。

 才木は兵庫・須磨翔風高から2016年ドラフト3位で阪神に入団。今季は25試合に先発するなど年間を通してローテを守り、防御率1.83をマークした。リーグ2位タイの自己最多13勝。虎の若きエース格に成長した。

 初参加の侍ジャパンでもマウンドを守りきり、チェルベンカは「スプリットが本当に良かった」と称賛。「今日の先発投手(高橋)と比べると少しだけ遅いけど、より深さがあり、動きがある。制球も良くて、打つのは難しかったね」。米マイナーで10季プレーし、19年にチェコ出身選手初の3A昇格を果たした主砲もスプリットに舌を巻いた。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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