「それは日本に失礼だ」 侍J戦でチェコ代表監督が尽くした礼節 通訳が明かしたハチマキ姿の真意
THE ANSWER / 2024年11月13日 9時53分
■日本との対戦は「天からの贈り物」敬意忘れぬハジム監督の行動
野球の国際試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」に出場したチェコ代表は12日、台湾経由で帰国した。9、10日と行われた2試合は日本代表「侍ジャパン」が連勝したものの、グラウンドの内外でチェコ代表選手が見せた日本への敬意あふれる振る舞いも話題となった。そしてパベル・ハジム監督が大会後の会見での服装を選ぶまでにも秘話があった。
日本チェコ協会で副会長代行を務める合田哲郎さんは、台湾から日本へと続いたチェコ代表のアジアツアーに同行。グラウンドの内外で通訳を務めた。ハジム監督が合田さんのもとに「日本」という筆文字と日の丸が入った鉢巻きを持って現れたのは、台湾から移動し、日本との試合を迎えようとする頃だった。
「これは、変な意味ではないだろうか?」
合田さんが、大会前日の8日に行われた会見で使うのかと聞くと「それは日本に失礼だ。試合後の会見で巻く」という答えが返ってきたのだという。日本への感謝の気持ちを伝える小道具を使うのは、全てが終わってからだと決めていた。
10日の第2戦後、会見に鉢巻き姿で現れたハジム監督は、とうとうと日本野球への感謝を語った。「ニッポン、アリガトウゴザイマス」と日本語で報道陣に語りかけ「逆に我々も、日本のファンでいたい。このような形で侍ジャパンと対戦できたのは、天からの贈り物だと思っています」「日本は前回のWBCで優勝した。今回のプレミア12でも優勝してほしいと願っている」と英語で続けた。
昨年3月のWBCで侍ジャパンと対戦したことをきっかけに、日本でも注目を集めるようになったチェコ野球。巨人に育成契約で入団したマレク・フルプ外野手のように野球を職業とする選手も現れてはきたが、まだまだ本職を別に持つアマチュア選手が主体だ。それだけに純粋に野球がうまくなりたい、日本に学びたいという思いは強い。互いにリスペクトするいい関係は、今後さらに発展していく。(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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