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大谷からの奪三振を自ら解説し370万回再生の大バズり 敗戦でも「心の中では大興奮」だった豪州右腕

THE ANSWER / 2024年11月13日 12時12分

豪州のトッド・バンスティーンセル投手【写真:小林靖】

■昨春のWBCで大谷から空振り三振を奪ったバンスティーンセル

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」は13日、名古屋市のバンテリンドームで豪州との初戦を迎える。同代表には昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大谷翔平投手から三振を奪った右腕がいる。対戦を自ら全球解説したSNS動画が370万回再生を超える大バズり。いまだに全球覚えているという興奮を振り返った。

「日本との対戦がわかったときから、ショウヘイと対峙できたらクールなことだと思っていたんだ」。3度目のプレミア12となる33歳のトッド・バンスティーンセル投手の念願が叶ったのは、昨年3月12日、東京ドームでのWBC1次ラウンドだった。0-7と日本に大差をつけられた6回。3番・大谷から始まる場面でマウンドに送り込まれた。目の前には「世界最高の選手」。高ぶる気持ちを必死で抑えた。

 20か月が経った今でも、大谷に投じた6球は全てスラスラと諳んじられる。「まず直球をストライクに投げて、彼は見送った。そこから2球チェンジアップを投じたがボールになった。だから『よし、じゃあ直球で行こうじゃないか』と腕を振ったが、外れて3ボールに。『4万5000人の前で、彼を歩かせることはできないぞ』と自分に言い聞かせたんだ」。笑いながら、当時の心境を振り返った。

 5球目は外いっぱいの直球でストライク判定。3-2となり、頭にあったのはここまで見せていないスライダーだったが、捕手のサインは真っ直ぐだった。「どうなるか見てみようじゃないか」。全力で投じた92.5マイル(約149キロ)のフォーシームに、大谷のバットは空を切った。「7点差で負けていたから喜べなかったけど、心の中では大興奮だったよ」。表情に出ないよう堪えるのに必死だった。

 しっかり気持ちを切り替え、2回2安打無失点3奪三振の好投。忘れられない大谷との対戦から11日後には、自ら全球を解説する動画をSNSに投稿した。「あまり知られていない豪州選手の視点を面白いと思う人もいるかと思って」。一夜でTikTokは100万回再生近くの大バズり。「何が起きてるの?」と自身も驚く反響は広がり続け、現在X(旧ツイッター)での再生回数は370万回を超えている。

 米マイナーで7年プレー。メキシコやベネズエラでも腕を振ったプロ14年の大ベテランだ。豪州リーグ(ABL)での登板数161は歴代最多。通算41セーブもトップに4差の歴代2位だが、「幸運にもリーグ開始当初から長年投げられているだけだよ」と謙遜する。「豪州はいつも惜しいところまで来ている。今大会では、次のステップに進む準備ができていると示したい」と意気込んだ。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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