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「不可能だと思うけど、彼のように…」 1歳上の欧州スケーターがべた褒め、鍵山優真は破顔「Thank you so much!」

THE ANSWER / 2024年11月14日 4時43分

貫禄の演技でNHK杯連覇を成し遂げた鍵山優真【写真:荒川祐史】

■フィギュアNHK杯

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は10日まで、東京・代々木第一体育館で行われた。男子シングルでは鍵山優真(オリエンタルバイオ)が合計300.09点で優勝。貫禄の演技で大会連覇を成し遂げた。2位に入ったダニエル・グラスル(イタリア)は、会見で鍵山を絶賛。微笑ましい交流も見せていた。

 21歳の鍵山はショートプログラム(SP)は105.70点の首位発進。フリーも冒頭の4回転フリップで転倒しながら、続く4回転サルコーに成功。立て直して300点の大台を超えた。

 その後の会見には合計264.85点で2位のグラスル、合計251.52点の3位・壷井達也とともに出席。鍵山とグラスルは、第5戦のフィンランド大会にも出場する。お互いの印象を問われ、まず鍵山は「ダニエル選手は凄くたくさんの4回転を跳ぶ選手」「フィンランドも一緒に戦えることが楽しみ。こういうハラハラドキドキする試合が、自分自身楽しんでできると思う」と語った。

 一方グラスルは、「ユウマとはジュニア、ワールド、GPファイナルといろいろと戦ってきた。『今季のお気に入りのスケーター』に必ず挙げているし、フリーのプログラムが大好き」と鍵山に対する憧れを口にした。

「ユウマの前に僕が滑って、その後ゆっくり見せてもらうのが楽しみ。憧れの存在の一人であることは間違いないので、これからもずっと見続けて、追い続けたい。不可能だとは思うけれど、いつかスケーティングスキルも含め、彼と同じようになりたいと思う」

 1歳年上のグラスルから、べた褒めされた鍵山。満面の笑みを浮かべて「Thank you so much!」と英語で感謝した。3人での写真撮影では、鍵山を中心にひれ伏すような形でグラスル、壷井が両サイドに陣取ってポーズをとるなど、微笑ましい交流も。グラスルはSP5位からフリーで圧巻の演技で逆転の表彰台。日本の観客から万雷の拍手を浴びていた。(THE ANSWER編集部)

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