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「日本の方も見てもらえると」 台湾に飾られた6.6億円ボール、現地ファンに聞いた大谷への想い

THE ANSWER / 2024年11月15日 14時33分

「台北101」で展示されている大谷翔平の50号記念球【写真:小林靖】

■プレミア会場そばの超高層ビル「台北101」の89階に登場

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手が史上初の「50本塁打&50盗塁を達成した際の記念球が、国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」が開催中の台湾・台北にある。街のシンボルともいえる超高層ビル「台北101」の89階にある展望台で展示中だ。野球愛の強い台湾の人々は、大谷にどんな視線を向けているのだろうか。

 展示されているのは、大谷が9月19日(日本時間20日)にマイアミで行われたマーリンズ戦の第5打席に放った50号本塁打のボール。キャッチしたファンにより米オークションサイト「ゴールディン」へ出品された。最終的に439万2000ドル(約6億6320万円=当時、手数料込み)で落札したのは台湾の投資会社「UC Capital」。13日から「台北101」の89階で展示が始まった。

 展示会場は、プレミア12の会場の一つになっている台北ドームにも近い。台湾代表戦には約4万人の観衆が集まるほど野球熱の高い国でも、大谷の存在感は別格だ。

 台北ドームの最寄り地下鉄駅には、大谷が用具提供を受けるニューバランス社の巨大広告が2枚。白いTシャツ姿でバットを肩にかける姿は、まるで「野球やろうぜ」とファンに呼びかけているかのようだ。

 球場でファンの案内をしていた男性に大谷について聞いてみると「台湾のプロ野球も見ますが、大谷は試合中継が台湾でもあるので見ますよ」とのこと。大学生のアルバイトで、まだ記念球を見に行っていないそうだが「特別なボールが台湾にあるのは誇らしく思います」と語ってくれた。

 一方で「日本の野球ファンも関心があると思います。たくさんの人に見てもらえるといい」とも。プレミア12のために、台湾を訪れる日本のファンもいる。大谷は日台の距離をさらに近づける存在でもある。(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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