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40歳で腹筋バキバキ、韓国伝説チア「自信の部位はヒップ」 ボディメイクと両立のきっかけは「30歳定年説」

THE ANSWER / 2024年11月17日 7時43分

プレミア12でチアとしてスタンドで応援するぺ・スヒョンさん【写真:羽鳥慶太】

■ぺ・スヒョンさんは筋肉美を競うボディコンテストの実力者

 台湾・台北で開催中の野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」では、出場各国の応援スタイルも注目を集めている。韓国代表は、プロ野球各球団から精鋭チアリーダーを送り込み、応援をリード。15日の日韓戦でもスタンドを熱狂が包んだ。その中心にいたぺ・スヒョンさんは、活動22年目の40歳という伝説のチアリーダー。抜群のプロポーションを保つために行なっているのが、肉体の美しさを競うボディコンテストへの出場だ。国際大会にも出場しており、ユニホームの上からも鍛え上げられた筋肉がわかるほど。応援と競技を通じて、見られ続ける意味を教えてくれた。

 身長175センチのスラリとしたプロポーションを誇るぺ・スヒョンさんは、2003年にデビューして以来韓国プロ野球での活動は22年にもなる。プロポーションを維持し、今も磨き上げているのがステージ上の立ち姿からもわかる。それもそのはず。鍛え上げた筋肉と身体で競うボディコンテストの、現役競技者なのだ。

 応援活動の一方で、なぜ自らも競技に身を投じようと思ったのか。聞くと深い理由があった。「応援はものすごく体力を使うので、元々はチアリーダーを続ける体力管理のためだったんです」。始めたのは、30歳を過ぎた9年前のことだった。さらに、周囲に与える影響まで考えての決断だった。

「チアリーダーという仕事は、30代になればもうできないというのを覆したかったんです。そうすればファンの皆さんにも何かモチベーションを与えられるかもしれない。後輩たちに対してもそうです」

 30歳定年説に抗うため、本気でトレーニングしようと決めた。その目的にするため紹介されたのが、ボディコンテストへの出場だったのだという。筋肉作りにオフ期間はない。そのため普段の生活もストイックなものにならざるを得ない。

■ストイックな日常…自信のある部位は「腹筋と肩、あとはヒップです」

 野球のシーズン中、ナイターのある日はまず午前中に1時間半から2時間ほど、ウエートトレーニングをしてから球場へ出勤している。「体づくりには大切なので」とその間には、しっかり食事を摂ることも忘れない。

「チアリーダーという職業の動作は、走ることが非常に多いんです。言ってみれば有酸素運動です。同じ脈絡で、その前にはウエートをして、筋肉をつくるようにしています」

 肉体は、徐々に変わっていった。腹筋はバキバキに割れ、肩の筋肉も大きく盛り上がっている。「自信のある部位ですか? 腹筋と肩、あとはヒップです」とニッコリ。自身のインスタグラムでは自慢のボディや、トレーニング風景を披露している。応援活動とボディメイク、見られることを極めた生活を、まだまだ終わらせるつもりはない。

 国内でのプロ野球人気の上昇とともに、韓国のチアリーダーを代表して国際大会へ派遣されることも増えた。「とても光栄です。国際大会では他国のファンに、韓国のチアリーダーはこうやっているのかと見てもらうことができますし、他国のチアリーダーを見ることもできます。この大会では台湾のチアと一緒に応援していますが、かわいいなあと思いますね」。各国のチアリーダーとの交流も楽しみの一つだという。

「韓国プロ野球の応援は、他の国にはない独特の文化だと思っています。海外の人が不思議に思うくらい」。プロ野球チアは今や、各国でアイドル並みの人気を誇る。ぺ・スヒョンさんは魅せるプロとして、まだまだ最前線に立ち続ける。(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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