台湾で大人気の侍J選手ではない日本人 「行く先々で取り囲まれ…」母国ファンへの神対応が話題
THE ANSWER / 2024年11月19日 5時13分
■ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12
野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は18日まで台湾でグループBのオープニングラウンドが行われ、日本代表「侍ジャパン」は21日から日本で行われるスーパーラウンド進出を決めた。大会期間中には、侍ジャパンの選手以外の日本人が現地で話題に。台湾訪問した日本野球界のレジェンドに対して、地元メディアはリスペクトを示すと同時に、複雑な感情をのぞかせている。
日本とともにスーパーラウンド進出を決めた台湾。17日の日本―キューバ戦の様子は同時間帯に別会場で行われた台湾―オーストラリア戦の大型ビジョンでも中継され、日本の勝利の瞬間に観客が沸くシーンがあるなど、台湾ファンの日本に対する思い入れの強さをうかがえるシーンも目立った。
そんな中、台湾メディア「民視新聞ネット」は元メジャーリーガーの松坂大輔氏が大会取材のために訪台した際の様子を紹介。「空港で熱狂的な台湾ファンに遭遇した松坂大輔は“来るものは拒まず”でみんなにサインをしてくれた」と熱心にファンサービスをしていたことを報じた。
台湾の野球ファンにとって、松坂氏は「国際試合で日本チームと対戦するたびに台湾を阻む『台湾キラー』『台湾の宿敵』だった人物」という認識だという。しかし今回、空港での“神対応”の動画がネットに拡散すると「みんなにサインしている。なんていい人!」「これがほんとに台湾野球にとって越えられない壁だった松坂大輔?」「好きだし、悔しい。彼には大好きな気持ちもあれば、悔しかった思い出もある」など、さまざまな声が上がったことが伝えられた。
地元メディア「今日新聞」は「松坂大輔は日本のテレビ朝日の解説者として館内に姿を現したが、姿が見えるや否やファンに取り囲まれた」と人気ぶりを紹介。松坂氏のメジャーで経歴に触れた一方で「国際試合における彼の活躍はとりわけ目覚ましく、台湾チームは彼を前にしてほとんどなすすべもなかった。2003年のアジア選手権は台湾のファンにとってはとりわけ忘れがたい苦戦だった」と苦い思い出とともに振り返っている。
さらに「松坂大輔は行く先々でファンに取り囲まれている。15日の試合後もすぐにファンの一群に取り囲まれた。どこに行くにもファンの一団がぞろぞろとついて回る。実におもしろい光景だった」とその人気ぶりを伝えている。(THE ANSWER編集部)
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