日本に完敗も「称賛」 中国サッカートップの発言に国内で疑問の声「恥ずかしい」「要求低すぎ」
THE ANSWER / 2024年11月20日 18時3分
■2026年北中米W杯アジア最終予選
サッカー日本代表は19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国に3-1で勝利。勝ち点を16に伸ばし、次節にもW杯出場が決まる可能性が出てきた。一方、アモイ白鷺体育場で完全ホームの状況を作り上げた中国代表は、最終予選で日本に事実上“初失点”を味わわせる貴重なゴールを奪って歓喜。協会トップの「称賛」の声をメディアが報じると、ネット上の中国サポーターからは「負けたのに評価ってどういうこと」「負けたのにこんなこと言うなんて」と厳しい声が上がっている。
ここまで5戦負けなし(4勝1分け)でC組首位を独走する日本を迎え撃った中国。前半39分にFW小川航基の得点で先制され、同アディショナルタイム6分にDF板倉滉に追加点を献上した。だが後半開始早々に反撃し、3分にリン・リャンミンがゴール。日本はここまでの5試合での失点がオーストラリア戦のオウンゴールだけで、流れからの失点は初ということもあり、スタンドの中国サポーターは狂喜乱舞した。
中国メディア「中国青年報」は「今夜の試合で中国チームはいつもとは違う姿を見せ、攻撃面でも少しずつ自信を高めてきたし、若い選手から成る今回のチームに人々は希望を見た」と伝え、中国サッカー協会の宋凱会長の「日本を相手に1点取ったうえに得点差も大きくはない。中国代表の闘争心は喜ばしく、称賛に値する」といったコメントも紹介した。
しかし、中国版SNS・ウェイボー上のファンはこうしたコメントと報道に納得がいかない様子。「ホームで負けたのに『評価』ってどういうこと?」「負けてこんなこと言うなんて、恥ずかしくてたまらない」「1点とったら『評価する』ってどういうこと?要求が低すぎるんじゃないか。中国代表の目標はそんなものじゃないはずだ」「負けたのに興奮してなにやっているのか」「点取れば進歩??」など、志の低さに厳しい声が上がった。
それでも「日本が勝ったけれど、中国チームにも潜在力はあるってことだ」「得点できたってことは努力したってことだ。引き続き頑張って」「少なくとも様になる試合はできた。一方的に虐げられたわけじゃない」「負けたけれど、努力はしている」など、中国代表への激励の声も広がっている。(THE ANSWER編集部)
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