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英競馬で最低人気馬が22馬身差の圧勝 負けた全騎手が騎乗停止処分の珍事に「めちゃくちゃ」の声

THE ANSWER / 2024年11月20日 21時3分

英国の競馬で珍しい圧勝劇が生まれた(写真はイメージです)

■英リングフィールド競馬場で行われたAWレース

 欧州競馬で珍しい圧勝劇が生まれた。現地19日に英国・リングフィールド競馬場で行われたレースで、序盤から先頭に立った馬が最後までほぼ“持ったまま”でゴール。2着馬に何と22馬身もの大差をつけた。負けた全騎手が騎乗停止処分を受ける珍事。英専門サイトが動画を公開すると、海外ファンから「恥だ」「ふざけた話だ」といった声が上がっている。

 1頭だけ別のレースを走っているようだった。同日の第1レースに行われたハンデ戦(オールウェザー=AW3100メートル、5頭立て)。好スタートからしばらくして先頭に立ったサートンスタイル(牝4、LJモンガン、父アダーイ)はバックストレートに入ってからも手綱を抑えたまま逃げ脚を伸ばすと、4コーナーを回ったところで鞍上のタイリース・キャメロン騎手はちらりと後ろを見て後続との差を確認。直線に入ってからもまったく追うことなくゴール板を駆け抜けた。

 勝ちタイムは3分39秒07。サートンスタイルと2着のゴールドオーラとの差は実に22馬身もあった。英衛星放送「スカイスポーツ」の競馬専門サイト「アット・ザ・レーシーズ」公式Xは動画を公開。「リングフィールド競馬場での驚異的なシーン」「28/1の穴馬がトラック半分の差で優勝」とつづったように、サートンスタイルは最低人気での快走だった。

 海外ファンからは驚きの声以上に「競技にとって恥だね」「まったくふざけた話だ!後ろの4人は長期追放処分を受けて学校に戻るべきだ!!!!」「めちゃくちゃだ」「冬のオールウェザー・レースでよく起こることだ。アウトサイダーが先行し、残りの馬は努力せずに手遅れになる。調査する必要があるね」「関係者全員への早いクリスマスプレゼント」「すごい距離……」「これが次世代の若いジョッキーたちだ……。この競技はヤバイことになっている」といった不満や怒りの声が上がっている。

「スカイスポーツ」では同競馬場で裁定における当番役員を務めていた元騎手のファーガス・スウィーニー氏が「4人のジョッキーがすべての合理的で許容される措置を講じなかったとして、彼らに10日間(の騎乗停止)を科した」と処分について語ったことも報じている。(THE ANSWER編集部)

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