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投げ合った44歳のMLB90勝左腕が見た22歳・高橋宏斗の伸びしろ 「能力は素晴らしい。あとは…」

THE ANSWER / 2024年11月22日 6時33分

プレミア12のスーパーラウンド初戦、先発した侍ジャパンの高橋宏斗【写真:中戸川知世】

■ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日、4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで開幕。日本代表「侍ジャパン」は米国に9-1で勝利した。先発した22歳の高橋宏斗投手(中日)が4回2安打1四球8奪三振、無失点の快投。投げ合った米国の最年長44歳のリッチ・ヒル投手は「能力は素晴らしい」とたたえつつ、高橋にさらなる進化の余地を見い出していた。

 バットが面白いように空を切った。高橋は初回、最速158キロの速球と149キロのスプリットを武器に3者連続三振と完璧なスタート。2回は1死から5番ウィリアムスに二塁打を浴びるも、6番トーマス、7番ジョンソンからスプリットで空振り三振を奪い、ピンチを切り抜けた。4回70球を投げ、2安打1四球8奪三振で無失点の快投。侍ジャパンを9-1の勝利に導いた。

 そんな22歳と投げ合ったのが、米国の最年長、44歳のヒルだった。速球は140キロ台前半に留まったが、緩急自在の投球で日本打線を翻弄。この日3安打2本塁打7打点と絶好調の小園海斗内野手(広島)から141キロの高めの速球で空振り三振を奪い、140キロの速球で佐野恵太外野手(DeNA)のバットをへし折った。4回1安打5奪三振で、無失点。球速以上の球威でメジャー通算90勝の貫禄を見せつけた。

 ヒルは自身の投球を「悪くなかった。最高の投球というわけではなかったが、必要な時に必要な投球ができた。初回のピンチを切り抜け、試合が進むにつれて修正することができた」と評価。「でも、日本は素晴らしいチームで、打者は本当にボールの見極めが良かった。観客の雰囲気も素晴らしかったね」と侍ジャパンと東京ドームの熱気をたたえた。

 自分よりも22歳も若い高橋については「能力は素晴らしい。彼の速球はエクセレントだった。速球の制球は本当に、本当に良かった」と絶賛。その上で、「変化球の制球力をさらに磨き、試合の中で成熟していければ、他の球種でもクリエイティブになれるだろう。そうなればどんどん良くなるばかりだよ」とさらなる成長の余地も感じ取った。

 MLB公式サイトでも「次の山本由伸か?」と紹介されるなど、米国からも熱視線を送られる日本の若きエース。メジャーで20年の実績を誇る大ベテランは「限界はないと思うよ。能力はある。あとは自分の持ち味を精錬し続けること。そして、特にメジャーに移ったら、ゾーン全体にボールを動かすことを覚えられたらいいね」とアドバイスを送った。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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