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大谷MVPを恩師ソーシア監督が称賛「賞に値するよ」 50-50には納得「皆が分かったと思う」「野球界で最も速い選手」

THE ANSWER / 2024年11月22日 10時7分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■2年連続3度目の受賞、ナ・リーグでは初

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は21日(日本時間22日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出する今季ナ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞した。2年連続の3度目で、ナ・リーグでは初受賞となった。両リーグでの受賞は58年ぶり2人目の快挙で、リーグを跨いだ2年連続受賞は初となった。さらに通算3度目の満票受賞、DH専任選手としての受賞も史上初となった。来日中の元エンゼルス監督は「世界中が喜んでいると思う。彼は賞に値するよ」と称賛している。

 ドジャースに移籍したMLB7年目のシーズン。右肘手術後のリハビリの影響で、打者に専念し159試合に出場した。打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁で2年連続ホームラン王、初の打点王を獲得した。メジャー史上初となる本塁打と盗塁の「50-50」も達成した。他にも出塁率、長打率、OPSもリーグトップ。投手登板なしでも打者として圧倒的な数字を残し、満票での受賞となった。

 この快挙を受けて、元エンゼルス監督で、現在開催中の野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場のため来日している米国代表のマイク・ソーシア監督は東京ドームで取材に応じ「(発表は)聞いていなかったけど、(MVPに)なると思っていたからね。世界中が喜んでいると思う。彼は賞に値するよ」とMLB史に残る快挙を祝福した。

 今季は本塁打だけではなく「脚」での活躍が顕著だったシーズン。ソーシア監督は「我々はポテンシャルを見たんだ。彼がやっていることもね。我々は当初、投球イニング数の制限を設けていた。投球した後にDHに入るようになってからは、多くの打席に入ることができるようになった。今シーズンでは、打席に立てば、どれだけのポテンシャルを秘めているのか皆が分かったと思う」とこの成績にも納得しているようだった。

 50盗塁を超える記録を残したことについても「彼をリクルートしたとき、彼の映像を見て最初に気づいたことは、彼がどれだけ速いかってことだ。彼は世界最高のアスリートで、野球界で最も速い選手の一人だ」と納得の様子。今後、MVPタイトルを増やせるかについては「分からないな」としながらも「彼はひたむきで、このステージでこれからも長い間プレーし続けると思うよ」と期待している。(THE ANSWER編集部)

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