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プレミア12で評価うなぎ登りの22歳日本人右腕 米敏腕記者「メジャー級」90勝左腕「制球を磨けば…」

THE ANSWER / 2024年11月23日 5時53分

侍ジャパンの高橋宏斗【写真:中戸川知世】

■ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日、4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで開幕。日本代表「侍ジャパン」は米国に9-1で勝利した。先発した22歳の高橋宏斗投手(中日)が4回2安打1四球8奪三振、無失点の快投。東京Dで見ていた米敏腕記者や、実際に投げ合ったメジャー通算90勝左腕も称えており、現場には米スカウトの姿も。国際的な評価もうなぎ登りのようだ。

 2種類の球種を中心に米国打線を封じ込めた。22歳の高橋は初回、最速158キロの速球と149キロのスプリットを武器に3者連続三振と完璧なスタート。2回は1死から得点圏に走者を背負うも、6番トーマス、7番ジョンソンからスプリットで空振り三振を奪い、ピンチを切り抜けた。4回70球を投げ、2安打1四球8奪三振で無失点の快投。侍ジャパンを9-1の勝利に導いた。

 東京ドームでこの試合を見ていた「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は自身のXで「今夜、ヒロト・タカハシは非常に多くのMLBスカウトが見守る中、凄まじいプレーをみせた 4回を無失点 8奪三振、そのうち6奪三振は衝撃的なスプリットだった」と驚きを記すと、最後に「メジャーリーグ級だ」という言葉で絶賛を締めくくった。

 この試合で高橋と投げ合ったメジャー通算90勝のベテラン左腕は今後の可能性を示した。米国の最年長44歳のリッチ・ヒル投手は自分よりも22歳も若い高橋について「能力は素晴らしい。彼の速球はエクセレントだった。速球の制球は本当に、本当に良かった」と絶賛した。その上で、「変化球の制球力をさらに磨き、試合の中で成熟していければ、他の球種でもクリエイティブになれるだろう。そうなればどんどん良くなるばかりだよ」とさらなる成長の余地を感じていたようだ。

 他にもMLB公式のマイケル・クレア記者は「ネクストヨシノブ・ヤマモト? 彼はすでにメジャーリーグを夢見ている」との見出しで特集記事を掲載。昨春のWBCでトラウトやゴールドシュミットを三振に打ち取った才能の片りんに注目していた。さらに、「タカハシは今年、12勝4敗、防御率1.38を記録。また、K/BBは3.82とさらに前進し、侍ジャパンの若手投手の中で最高の地位を固めた」と、この2年での成長ぶりにも太鼓判。「海を渡るまでにはおそらく数年かかるだろう」としながらも、将来の大リーグ入りの可能性に言及していた。(THE ANSWER編集部)

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