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侍J清宮幸太郎が特にサード守備で驚いた光景 間近で再び体感「台湾の野球熱が凄いんだなと…」

THE ANSWER / 2024年11月24日 10時3分

台湾代表戦に出場した清宮幸太郎【写真:小林靖】

■ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は23日、4か国によるスーパーラウンドが行われ、日本代表「侍ジャパン」は台湾に9-6で勝利した。4万1674人で満員となった東京ドーム。台湾からも多く駆け付けた大応援団が日本のファンにも負けじと熱烈な声援を送り、清宮幸太郎内野手(日本ハム)も「野球熱が凄いんだなと改めて感じた」と目を丸くした。

 ときに台湾のホームかと錯覚させるほどの熱気だった。村林(楽天)の先頭打者弾などで初回に4点を先制した日本だったが、3回に台湾の反撃を受けた。2死一塁から3番ツォン・ソンエンの中越え適時二塁打で1点を返され、三塁側を中心に台湾のファンが大歓声。日本のファンがほとんどだった外野席でも、左翼ポール際の一角を占めた台湾のチアや応援団から負けじと声援が飛んだ。

 5回には先発の早川(楽天)が制球を乱し、押し出しを含む4四球で2点を献上。1点差に詰め寄った台湾ファンの熱気は最高潮に達した。それでも、その裏、2死満塁から暴投で1点を追加。さらに二、三塁から清宮が右翼フェンス直撃の2点三塁打を放って突き放した。待望の代表初打点を挙げた25歳の清宮は「やっぱり嬉しかった。これまであまりいいパフォーマンスをできていなかったので」と安堵した。

 この日は「7番・三塁」で先発出場。守備位置から近い三塁側の台湾ベンチ後方は、特に多くの台湾ファンが集結したエリアだった。その熱気を間近で体感。「東京に帰ったら、台湾の皆さんに日本の応援の凄さを見せつけてやろうと思っていたんですけど、台湾の人たちもかなり来ていて、全然普通に声援デカいなと思って(笑)。野球熱が凄いんだなと改めて感じました」と驚きの表情を見せた。

 台湾とは16日にオープニングラウンドでも対戦し、3-1で勝利した。その時は、4万人収容の台湾・台北ドームがほぼ地元のファンで埋まる完全アウェーの状態だった。清宮は「ハンパじゃなかったですね。甲子園かなと思いました」と熱量を表現。24日の決勝戦も再戦となるが、日本の完全ホームにはさせてくれなさそうだ。(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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