敗れた侍Jのスポーツマンシップに米記者称賛 台湾V表彰式で「美しい。彼らは残って…」【プレミア12】

準優勝となった侍ジャパンの選手たち【写真：中戸川知世】

■ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12

　野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は24日、決勝の日本―台湾戦が行われ、侍ジャパンは0-4で敗れて大会連覇はならなかった。悔しい試合後、侍ジャパンの選手たちの振る舞いに米記者が注目。「スポーツマンシップは美しい」と称賛している。

　表彰式で銀メダルを授与された後のこと。優勝した台湾が金メダルを受け取るため、マウンド付近に設置されたステージに登壇。その模様を、侍ジャパンのメンバーは一塁側ベンチ前に一列に並び、しっかりと見届けていた。

　この場面について、東京ドームで取材する米専門局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は映像を自身のXに公開。「スポーツマンシップは美しい。日本チームは銀メダルを受け取った後、多くの選手が台湾チームに向かってお辞儀をした。そして今、彼らは金メダル授与のために残って見守っている」と紹介した。

　台湾ナインもマウンドをぐるりと囲み、東京ドームに集まった4万1827人に向けて全員で一礼するなど、感謝を示した。大会MVPには今大会24打数15安打の打率.625、2本塁打、6打点と大活躍した陳傑憲が選ばれた。高校時代を岡山・共生高で過ごした経験を持つ主将。試合後には男泣きしていた。（THE ANSWER編集部）