「日本の偉大なスポーツマンシップだ！」 無念の侍ジャパンが見せた行動に海外喝采「品がある」

プレミア12で準優勝した侍ジャパン【写真：中戸川知世】

■ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12

　野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は24日、東京Dで決勝を行い、台湾が日本に4-0で勝利。初優勝となった。敗れた侍ジャパンの選手たちが試合後にとった行動に米記者が注目すると、海外ファンからも喝采が送られている。

　表彰式で銀メダルを授与された後のこと。優勝した台湾が金メダルを受け取るため、マウンド付近に設置されたステージに登壇した。その模様を、無念の侍ジャパンメンバーは一塁側ベンチ前に一列に並んで見届けていた。

　大会を取材した米専門局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者がXで動画を公開。文面で「スポーツマンシップは美しい。日本チームは銀メダルを受け取った後、多くの選手が台湾チームに向かってお辞儀をした。そして今、彼らは金メダル授与のために残って見守っている」と振る舞いを称賛していた。

　海外ファンからは「これぞスポーツの醍醐味だ！」「日本はいつも相手に敬意を払うよね」「品がある」「日本の偉大なスポーツマンシップだ！」とコメントが寄せられていた。台湾ナインもマウンドをぐるりと囲み、4万1827人の観客に向けて全員で一礼するなど、国際大会ならではの光景が生まれていた。（THE ANSWER編集部）