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飛行機で生まれた30歳台湾主将と24歳小園海斗の友情 決勝直前にバット交換、SNSで「かっこよかった」

THE ANSWER / 2024年11月26日 18時3分

侍ジャパンの小園海斗【写真:中戸川知世】

■プレミア12で親しくなった陳傑憲と小園海斗

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は24日、東京ドームで決勝を行い、台湾が4-0で日本代表「侍ジャパン」を下し初優勝を飾った。大会MVPに輝いたのは、決勝で戸郷翔征投手(巨人)から3ランを放った陳傑憲外野手だ。この試合前には日本の小園海斗内野手(広島)とバットを交換するなど、友情を深めた。ファンも注目する2人の関係性。何がきっかけだったのか大会中に聞いた。

 21日に行われた台湾―ベネズエラ戦の試合後だった。ミックスゾーンで陳傑憲に「日本語でいいですか?」とお願いしインタビューしていると、後ろを日本選手の一団が通過した。その中に陳傑憲のお尻をポーンと叩き、笑顔を浮かべて去っていく選手がいた。

「びっくりした…小園さんです」と陳傑憲。2人の共通点が思い浮かばず、どんな関係なのか聞いた。「昨日、飛行機に乗る前にちょっと話して仲良くなったんです。面白いですよね」。オープニングラウンドを勝ち抜いた台湾と日本は19日、中華航空のチャーター便で台北から東京へ“呉越同舟”の移動。そこで生まれた友情だった。

 2人は決勝戦の前にバットを交換。さらに小園は決勝の後、自らのインスタグラムのストーリー機能を使い「いやーすごかったです。かっこよかったです」と陳傑憲との2ショット写真を添えてメッセージを送り、称えた。

 打率.625、2本塁打でMVPに輝いた30歳の陳傑憲と、同じく.387、2本塁打を残した24歳の小園。ともに大会ベストナインに選ばれ、今後はアジアの良きライバルとして切磋琢磨してくれそうだ。(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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