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満票期待のイチロー殿堂入りに“投票しない”行動はあり得る 米記者の根拠「お粗末だが…」

THE ANSWER / 2024年11月28日 5時13分

イチロー氏【写真:Getty Images】

■イチロー氏は満票での殿堂入りなるか

 米大リーグのマリナーズなどで通算3089安打を放ったイチロー氏は、2025年の米殿堂入り候補者28人に選ばれている。殿堂入りを確実視する声もあり、満票選出なら史上2人目。ただ、米記者は満票への“障壁”があることを指摘している。

 メジャーで10年以上プレーした選手が、引退から5年で資格を得られる。投票するのは、全米野球記者協会員(BBWAA)の条件を満たした記者。75%以上の支持を集めるのが殿堂入りの条件だ。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、ジェイソン・スターク記者が読者から寄せられた質問に答えた内容を掲載。同記者はこう意見を記している。

「今回のように有力な候補者が多数含まれている年では、何人かの投票者はこのように考える誘惑に駆られるかもしれない。『イチローが選ばれるのは確実だから、フェリックス・ヘルナンデスに投票して初回で脱落しないようにした方がいい』と」

 イチロー氏の選出は確実とみた投票者が、敢えて投票しないという行動はあり得ると推測。「我々がそうような考えを持って、そのように投票するのは本当にお粗末なことだ。でも、これがデレク・ジーターやケン・グリフィーJr.が満票を逃した理由だと私は確信している」と説明した。

 ケン・グリフィーJr.も満票には3票届かなかった。同記者は「再び同じことがイチローに起きた場合、私は驚くだろうか? そんなこと起きる? もちろん起きる可能性はある」と分析している。投票の結果は、来年1月に発表される予定。(THE ANSWER編集部)

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