レモンポップだけじゃなかった馬上での「頑張れ！」にファン感動「涙腺特攻じゃん」「継続騎乗の絆」

G1チャンピオンズカップに出走したペプチドナイル（ゼッケン４）【写真：産経新聞社】

■G1チャンピオンズカップ

　競馬のG1チャンピオンズカップ（ダート1800メートル、16頭立て）が1日に中京競馬場で行われ、1番人気レモンポップ（牡6・田中博、父レモンドロップキッド）が鼻差で逃げ切り、史上2頭目の連覇を達成した。日本中央競馬会（JRA）は騎手が着けた「ジョッキーカメラ」の映像を公開。坂井瑠星騎手が馬上で「頑張れ！」と馬を激励していたことが話題になったが、もう1頭、愛馬に「頑張れ」と声を掛けていた騎手がいた。ネット上では「泣ける」「涙腺特攻じゃん」などと感動が広がっている。

　好スタートを切り、先頭のレモンポップを見る形で3番手につけたペプチドナイル。4コーナーを回り、2番手に上がって先頭を射程圏にとらえたところで鞍上の藤岡佑介騎手がゴーサインを出した。必死に手綱をしごき「ナイル！頑張れ！ナイル！」と愛馬を激励した。しかし、レモンポップをとらえることはできず、2頭にかわされて4着でゴール。西日が差すコースで無念さを漂わせた。

　JRA公式YouTubeチャンネルが公開した藤岡のジョッキーカメラの映像には、ネット上のファンも反応。「藤岡お兄ちゃんのナイル！頑張れ！にも泣いた」「号泣だよ」「ナイル好き　何回見ても泣ける」「相棒に頑張れって言い続けるジョッキーと、それに応える馬とか涙腺特攻じゃん…」「藤岡Jはナイルに声かけ一生懸命、継続騎乗の絆よね」「こっちもナイルがんばれって言って泣いちゃう…」といった声が上がっている。

　レモンポップのジョッキーカメラでも坂井騎手がゴール前で「頑張れ！頑張れ！」と声を掛けていたことへの反響が広がっていただけに「騎手はいつも死に物狂いで馬と一緒に走ってるんだけど、馬の名前呼んだり、鼓舞したりするのがこんなにも胸を打つものなのかと」といった感動の声も上がっている。（THE ANSWER編集部）