韓国代表に国内からも痛烈批判「育てる舞台ではない」 プレミア12敗退…元助っ人がチーム編成に疑問
THE ANSWER / 2024年12月5日 6時43分
■オリックスとソフトバンクでプレーのイ・デホ氏「言わなければならない」
11月に行われた野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は台湾が初優勝、日本が2位という成績で幕を閉じた。韓国代表は台湾で行われたオープニングラウンドで上位2か国に敗れ、3勝2敗で敗退。上位4チームによるスーパーラウンドに進めなかった。衝撃的な敗退に韓国では様々な声が上がっているが、オリックスとソフトバンクでプレーしたイ・デホ(李大浩)氏は「代表は選手を育てる舞台ではない」と、チーム構成を痛烈に批判している。
韓国メディア「OSEN」が「代表は選手を育てる舞台ではない。最高のメンバーで構成しなければ」というイ・デホ氏の発言を伝えたもの。
韓国代表は昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンド敗退に終わったのを機に、若手中心の構成へと大きくかじを切った。記事はその理由を「若い選手が国際舞台で経験を積んで、2026年のWBCと2028年のロサンゼルス五輪で活躍してくれるのを期待するためだ」と伝えている。
ただイ・デホ氏は「代表は常に最高のメンバーで構成されなければならない。代表は選手を育てる舞台になってはならない。アジア大会、プレミア12、WBC、五輪ともに大会ではないか。いい成績を出すために、最高の選手が出なければならない」と主張する。
さらに「リーグで成績が最も優れた選手を選抜し、国際大会でいい成績を出せばファンはもっとうれしいのではないかと考える」と付け加えた。
イ・デホ氏は韓国ロッテに所属した2022年を最後に引退した後、高校野球の指導に携わっている。「誰もがいい言葉だけを口にし、苦い声は上げない。球界の先輩として言わなければならない。韓国野球が発展するためには、アマチュア選手がもっとうまくならないと」として、今後は大学球界の活性化にも力を注ぐ姿勢を示した。(THE ANSWER編集部)
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