井上尚弥だから生まれた驚きの光景 ジムで60人密集状態「すごい数」「あしたのジョーだ」注目度証明

公開練習でシャドーを見せる井上尚弥【写真：中戸川知世】

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　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）が4日、神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開した。24日に東京・有明アリーナでWBO＆IBF1位サム・グッドマン（オーストラリア）と4団体防衛戦を予定。クリスマスイブに注目の一戦を控える「モンスター」の練習風景を陣営の大橋秀行会長が紹介し、ファンの驚きを呼んでいる。

　3分×2回のシャドー、2回のサンドバッグ打ちなどでキレのある動きを披露した井上。この日はムービーカメラ12台、約60人の報道陣が集結。ジム内に設置されたリングを取り囲むようにして練習を見守った。

　大橋会長は、自身のインスタグラムでこの日の写真を紹介。「報道陣の数が凄かった」と文面につづった通り、密集したメディアの数が注目度を物語っている。

　ファンからは「確かに多い　闘志が燃えたぎりますね」「注目度の高さがうかがえます」「本当にすごい数ですね！」「凄い人！　人！　でもその人の多さに負けないくらいMONSTERが大きく見えます」「あしたのジョーの絶対王者　ホセ・メンドーサを囲むコミックのシーンそのものを再現したよう」などとコメントが書き込まれていた。

　井上はこの日の取材対応で「今年3試合目ということで、コンディションも落とさず、維持してここまで来られているので問題ない」と万全を強調。「手応えも十分あるし、スタミナ練習もできている。技術もスタミナもどちらにせよ自信を持ったボクシングができる」と手応えを口にしている。

報道陣に囲まれる中、練習する井上【写真：中戸川知世】

　戦績は31歳の井上が28勝（25KO）、26歳のグッドマンが19勝（8KO）。井上にとっては勝てば現役世界最多の世界戦通算24勝（歴代9位）になる一戦。「最終的にボクシングの一つの醍醐味であるKOシーンを見せたい」と意気込んでいる。（THE ANSWER編集部）