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武豊より年上、58歳騎手のG1制覇に絶賛の声 しかも今季2度目、海外記者「50代で…そう多くない」

THE ANSWER / 2024年12月9日 7時13分

58歳騎手のG1制覇が話題に(画像はイメージです)

■南アフリカで行われたG1レース

 海外競馬で58歳のベテランジョッキーがG1レースを制し、話題になっている。現地7日に南アフリカのケニルワース競馬場で行われたG1ワールドスポーツ・ベッティング・ケープ・フィリーズギニー(3歳牝限定、芝1600メートル)でフェイタルフロー(B/J・クロフォード)が優勝し、鞍上のピエール・ストライダム騎手は今年2度目のG1制覇。海外記者から「50代でも活躍できるスポーツなんてそうそうない」といった称賛の声が上がっている。

 巧みなレース運びだった。13頭立ての大外枠から好スタートを切ったフェイタルフロー。ストライダム騎手は長い直線を利して1コーナーまでに先頭に立った。その後は絶妙なペース配分で4コーナーを回ると、外ラチ沿いに馬を導いた。最後の直線に入り、鞍上のゴーサインに応えたフェイタルフローは後続との差を広げて悠々と逃げ切り。勝ちタイム1分35秒96、2着馬に2馬身差の完勝だった。

 海外競馬専門メディア「アイドル・ホース」公式Xは同レースの映像を公開。「58歳のピエール・ストライダムが土曜日に今年のG1で2勝目を挙げた」とつづるとともに、今年、世界の競馬シーンで50代の騎手が活躍していることも伝えた。そのリストを掲載し「マイク・スミス(59)、ノリヒロ・ヨコヤマ(56)、ユタカ・タケ(55)、イオリッツ・メンディザバル(50)、アドリー・デフリース(55)、フランキー・デットーリ(53)、ジョン・ヴェラスケス(53)」と名前を紹介。パット・ハズバンズも51歳で今年勝利しており、そしてストライダムも加わった。日本の横山典弘(日本ダービー)、武豊(ジャパンカップなど)も名を連ねている。

 同メディアに寄稿するアンドリュー・ホーキンス記者は「パット・ハズバンズ、イオリッツ・メンディザバルもこのリストに入っている。50代でもトップレベルで戦える競技はそう多くない、本当に素晴らしい!」と絶賛。ストライダム騎手は6月にもG1を勝っており、まだまだ達者なところを見せた格好だ。(THE ANSWER編集部)

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