1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

1147億円ソトを大谷と比較「そこまでの影響力ない」 同じ巨額契約でも「大谷はバーゲン」米指摘

THE ANSWER / 2024年12月12日 7時43分

大谷翔平(右)とフアン・ソト【写真:ロイター】

■2つの巨額契約を比較

 米大リーグでは、今オフのフリーエージェント(FA)市場で目玉とされていたフアン・ソト外野手が、メッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)という巨額で契約したと報じられている。米メディアは、昨オフに大谷翔平投手がドジャースと交わした10年総額7億ドル(約1014億円=当時)の巨額契約と比較。「オオタニとドジャースとの契約は最高のバーゲンのように見える」と報じている。

 米メディア「ヤフースポーツ」は、世界のプロスポーツ史上最高額とされるソトの巨額契約と、当時史上最高額と言われた昨年の大谷の契約を比較する記事を公開。記事では「今、フアン・ソトがニューヨーク・メッツと15年7億6500万ドルという画期的な契約を結んだことを受けて、オオタニとドジャースとの契約は最高のバーゲンのように見える」と評している。

 その大きな理由について、契約後に後払いされる「繰り延べ金」の存在をあげた同メディア。「ソトの契約は実際、オオタニの契約が当初そうであったように、特異で、記録的で、理解しがたいものである。ただオオタニの契約とは異なり、ソトの契約には繰り延べ金がない」と記している。

 その上で、ソトの契約額は「メッツのオーナー、スティーブ・コーエンとヤンキースのオーナー、ハル・スタインブレナーの熾烈な入札合戦によって成層圏にまで押し上げられた、とんでもない数字である」と強調。一方「オオタニと代理人のネズ・バレロ氏はFAの交渉の際に、あまり積極的にそのような戦略を追求しなかった」と回顧した。

「オオタニが西海岸に留まることを希望していることが契約の初期に明らかになっていた。そのため、ヤンキースもメッツも真剣に関与していなかった。このことが最終的な(金額の)上限に制限を与えた。オオタニは巨大な市場価値を持っていても、そんなことはまったく気にしていないように見えた」と、当時の大谷サイドの姿勢が額に及ぼした影響に言及している。

 また次の要素として「人気」をあげた同メディア。「人気の高さが2024年のナ・リーグMVPである大谷と、世代を超えた才能を持つソトとの間にあるもうひとつの違いである」とし、「ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者が最近報じたところによると、ドジャースは2024年に新星から9桁の収入を得たと試算している」と明かしている。

 続けて「ソトは非常に人気のある選手だが、そこまでの影響力はない。彼は素晴らしい打者で将来は殿堂入りも果たすであろうが、オオタニのようなグローバルな文化的象徴ではない。もちろん、ソトがクイーンズにやってくれば、チケットは売れるだろうし、ファン層も活性化するだろう。でも年間数億ドルの広告収入をメッツの懐に戻すことはできない」と、言い切った。

 最後に「このような事は世界で最も裕福な一人であるコーエンにはあまり問題にはならない。しかし、このダイナミックな動きは、最初に金額を聞いた時の(値札を見て驚くような)衝撃から1年後、オオタニの”7億ドル”契約がすでにバーゲンのように見えることを見事に思い出させてくれる」と記事は結び、改めて大谷移籍の持つ“価値”を評価していた。(THE ANSWER編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください