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サインを断る大谷翔平に「この言い方は結構英語喋れるな」 咄嗟に出た自然な表現が話題

THE ANSWER / 2024年12月15日 16時33分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■流暢な英語を話す姿が話題

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は2024年も伝説を生んだ。移籍1年目に54本塁打、59盗塁で史上初の「50-50」を達成し、ワールドシリーズ(WS)制覇に貢献。日米で多くのファンを魅了した中、グラウンド内外で生まれた名珍場面を振り返る。メジャー7年目となり、公の場で英語を話す機会も多く大きな注目を浴びた。

○昨年12月、地元スポーツチームの本拠地で咄嗟に出た言葉

 大谷は昨年12月にドジャースと10年7億ドル(約1014億円=当時)の超大型契約を結び、米国でも大きな話題に。地元でも歓迎を受けた。ロサンゼルスに本拠地を置くN FLラムズの試合に観戦に訪れると、会場から歓声。ファンからサインを求める声が相次ぐと大谷は申し訳なさそうに「I gotta go.(もう行かなきゃいけないんだ)」と発していた。

 米スポーツ局「ESPNロサンゼルス」が公式Xが実際の映像を公開。「got to」を省略した「gotta」は米国ではよく使われる口語。考える間もなく自然に出てきたこともあり、ファンからは「この“I gotta go”の言い方は大谷さん結構英語喋れるな」と指摘が相次いでいた。普段は通訳とともに取材に応じる大谷だけに、貴重なシーンだった。

○5月、米少年ファンにサプライズ

 16日(日本時間17日)の本拠地レッズ戦では、病気と闘う少年をサプライズで勇気づけた。試合前、始球式の権利とスイートルームでの観戦をプレゼントしたアルベルト君と対面。「緊張してる?」「来てくれてありがとう」などと英語で声をかけた。

 ドジャースが公式Xが実際の映像を公開。アルベルト君は大谷の登場に目を丸くして驚き。サインボールを贈られると、「最初に、何て大きいんだろうって思いました」「30秒くらい息が止まった」とニッコリと笑っていた。

 この日は大谷のボブルヘッド(首振り人形)を先着4万人に配布。平日にもかかわらず、試合の数時間前から長蛇の列ができていた。大谷は始球式に捕手として登場。捕球するとマウンドに歩み寄り、笑顔で握手。記念写真にも納まった。

○10月、通訳よりも先に質問に回答

 メジャー7年目で自身初のプレーオフとなったパドレスとの地区シリーズ。4日(同5日)の試合前日会見では「初めてのポストシーズン出場に少し緊張しているか?」との質問が飛んだ。大谷はウィル・アイアトン通訳が質問を訳す前に「Nope(=No)」とニヤリと笑ってきっぱり否定。会見場は笑いに包まれた。

 米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンサレス記者が自身のXでレポート。米ファンからは「彼の英語は完璧だから通訳の必要はなさそうだね。単に自分の英語がそこまで上手くないと思ってるから通訳を入れるんだろう」「彼は準備万端だね」と反響が寄せられていた。

 大谷は「50-50」を達成した敵地マーリンズ戦の後にもロッカールーム内で英語でスピーチ。ワールドシリーズ制覇後にも「This is so special moment for me(これは僕にとって本当に特別な瞬間です)」「I’m so honored to be here and to be part of this team(ここにいられて、このチームの一員でいられて本当に光栄です)」などと流暢な英語で挨拶し、ファンを歓喜させていた。(THE ANSWER編集部)

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