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2位大躍進の16歳中田璃士「100万円ゲットです」 報道陣を笑わせた堂々の取材対応「天国でした」【全日本フィギュア】

THE ANSWER / 2024年12月21日 21時2分

ショートプログラムで演技する中田璃士【写真:中戸川知世】

■全日本フィギュア・男子フリー

 フィギュアスケートの全日本選手権は21日、大阪・東和薬品RACTABドームで男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)2位で全日本ジュニア王者の16歳・中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)が173.68点をマーク。合計263.99点で2位に入る快挙となった。会心の演技後はリンクに大の字に倒れ込んだ。

 年末の大勝負で高校1年生が躍進した。冒頭の4回転ループに着氷し、ガッツポーズ。4回転トウループ、連続ジャンプなど次々と成功し、そのたびにガッツポーズを繰り出した。ほぼノーミスの演技。フィニッシュ後はリンクに大の字に寝そべった。ここでもガッツポーズ。天井を見上げた景色について「天国でした」と笑顔で語った。

 会場入りの玄関前。父の誠人コーチに「絶対に3位以内入る」と誓うと、「6位以内はいれたら凄いから」と返された。「3位以内に入ったらある約束をしたんですけど、言ったらやばいので」と隠そうとしたが「『じゃあ入ったら100万ね!』って言って。入ったので、100万ゲットです」と報道陣を笑わせ、堂々と取材に応じた。

 中京大中京高の1年生。今月フランスで開催されたジュニアGPファイナルで連覇を目指したが、3位で悔し涙を流した。「あそこの負けがあったからこそ今の自分があると思う」。挫折を結果に結びつけて納得の表情を浮かべた。

 好選手を抑えて、297.73点だった鍵山優真に次ぐ2位の大躍進。鍵山以来のジュニア選手の表彰台となった。「ショートの最終グループから凄くいい経験をさせてもらった。フリーも最終グループで滑れて、これが起きることは誰も想定してなかったと思う。やっと自分の100%を出せた」と喜んだ。(THE ANSWER編集部)

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